働きたくねえ社畜パパの子育てと仕事の奮闘記!水面下でセミリタイアを目指す。

子育てと仕事を両立している働きたくない社畜パパです。社畜脱出を願いセミリタイアの実現にも取り組んでいくブログです。

経営者が残業をやめることを決意しなければ現場の残業はなくならない現実。

どんなに現場が努力しても残業はなくならない。
画期的的なシステムを導入しても残業はやはりなくならない。

なぜなんだ?

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◆記事で伝えたいこと◆
・経営者が残業をゼロにすると決めればすぐになくなる。
・現場で業務効率を成功しても新たな業務を追加されるだけ。だから残業はいつまでもなくならない。
・残業は現場でも、自分の責任でもない。
下記サイトに残業削減をを成功させた事例などがのっている。
どの企業にも共通していることは、経営者も残業の削減に関わっているということだ。全て現場だけでは判断できないような改革が含まれている。
 



 

残業は経営者の決定・判断できまる。

残業をやめる!と経営者が決断すれば今日にでもなくなる。

それなのになぜなくならないのか?一番の理由は経営者は労働環境の改善よりも、生産性の改善に興味があるからだ。

会社の利益のためには仕方ないことともいえる。

それらについて書いていく。ブラック企業の特徴とは?

bairunn060012.hatenablog.com

1.業務効率化だけでは残業は減らないのはなぜ?

結論からいうと、効率化で算出された時間や人員を経営者は労働環境の改善には使用せずに、生産性の向上に使用するからである。そのため、同じ時間、人員でたくさんのことができるようにはなるが、労働環境は一向に改善されないのである。むしろ余計に過酷な労働になるかもしれない。

経営者からすると、業務効率化したからもっと生産性上がるだろう的な思いがあるからだ。

したがって、業務効率化が成功したとしても我々労働者の労働環境がよくなる保証はない。経営者が労働者に還元する判断をしてこそ、その恩恵を受けることができるのである。

果たして、どれほどの経営者が我々社畜の労働環境を気にしてくれているだろうか?

2.一人の人間により多くのことをさせ搾取しようとする欲望が見え見えだから。

経営者は欲深い。社畜を都合よく使い倒し1円でも多く自分の懐に入れようとしている。

よくよく考えればおかしな話である。そもそも業務効率化など関係なく残業などが常態化していることが問題てある。なぜなら、最初から残業が異常なことであるという認識が経営者にあれば、残業など発生するはずもない。

残業が常態化や慢性化は経営者が何もしていない証拠である。

つまり、そのような会社は労働者を大切にしていないということ。労働者のことを都合よく使って、壊れたり、古くなったら使い捨てるだろう。

「デンジャー」だと断言できる。

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出典 残業が常態化している会社は危険!逃げるべき理由を解説│サラリーマン戦略

 

 

例えば、遅刻や早退の常習犯がいると経営者は確実に何らかの手を打つ。だが、残業に関しては何も打ってこない。これが答えであり経営者の本音である。

つまるところ、経営者の本音は口ではなんだかもっともらしいことを言っているかもしれないが、実際には自分の財布の中身のことしか頭にはない。

いかにして、同じ時間、同じ人員でより多くの利益をあげるか、頭のなかはそれだけである。

まったく悪徳大名である。

 

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経営者とは「出勤時間にはうるさいが、終業時間にはルーズ」だ。残業に関してルーズな会社は、労働環境が怪しい場合が多々あると思う。

bairunn060012.hatenablog.com

現場でできることは根本の解決にはならない。

作業の効率化や、作業のカット見直しでいくら環境を良くしても残業はなくならない。なぜなら、いつの間にかその浮いた時間を利用して作業を増やしてくるからだ。(当然経営者である。)

したがって、いくら現場で知恵を絞って成果をだしてもいずれは経営者にその時間を奪われることになる。根本的な解決は経営者が残業をやめることを決意・実行することと、やはり残業が異常なことであるという認識をもってもらうことである。

 

長時間残業について個人でできる具体的な改善策。

基本的に残業というものは、経営者が決意しないと無くならないし、減ることもないことは書いたとおりだ。そこで私なりに個人でできる対応を書いていく。

 

会社を変えることか、役職・部署を変えることが手っ取り早い。

そうはいったものの残業はやはり嫌だし、サービス残業はもっと嫌である。だが、諦めてはならない。なぜなら、同じ会社でも部署・役職が変わることによってはホワイトである場合もある。

例えば、営業部門でなければ勤務もホワイトかもしれない。役職がなく平社員であれば労働環境は今より遥かにマシになるかもしれない。こういったケースは多々あるのではないだろうか。その場合は、降職や部署変えを検討しても良いと思う。

ちなみに私の勤めている会社もそうだ。役職の上のランクと営業部門がとてつもなくブラックである。何がブラックかというと労働環境である。まず休みが週に2日とれない上に、12時間以上の労働は当たり前。それに要求される仕事観も古い。※事務方は割とホワイトな勤務をしている。

「24時間仕事を考えろ!」
「やるか!辞めるかだ!」
「出来ません!無理です!じゃないやりますだ!」
「仕事の報酬は仕事だ!」

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そんなスピリッツを要求される。

いつの時代だよ!今は令和だよ。

こんな状態だから誰も上をめざそうとしない。特に若い世代(20代は顕著である。)正しい選択である。

まあ、会社全体がブラック体質に染まりきってある場合は転職を考えたほうが良い。そうでないと会社がホワイトになる前に私達の心がブラックに染まってしまう。

 

ちなみに長時間労働を避けたいのなら、まずは残業時間の少ない傾向にある業種を最初に選ぶことも必要だと思う。どうしても業種によって残業の傾向はある。ただし傾向というだけなので実際に入社した会社の残業が適正な保証はないので調査は慎重にしたいところだ。それにいい会社があっても雇ってもらえるかどうかは別の話。

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 出典 残業時間ランキング2019 ~残業時間が多い職種は?少ない職種は?~ |転職ならdoda(デューダ)

 

現場でムリであることを受け入れ割り切る。

 

残業を減らすことは本質的には労働者にはムリだ。

労働者に無理な理由!
・作業量を自分で決めることができない。
・作業の終わりを決めることもできない。
・人を増やしたり、減らしたりすることができない。出来たとしても経営者の裁量の方が圧倒的に大きい。
・会社のシステム・仕組みを作っているのは経営者だし、改革を行えるのも経営者だけだ。


こういった理由から、そもそも現場で残業をなくすための知恵を絞ることが無駄なことがわかる。確かに、作業の効率化は出来るかもしれないが、出来たとしてもすぐに作業を増やされる。(経営者に)

だから経営者の方針や想いが生産性だけに向いている内は搾取されるだけだ。

現場ではムリだと割り切れば、不要なストレスも抱えずにすむ(長時間労働のストレスはあるかもしれないが)そうなれば境遇を受け入れ、しっかりと残業代が支払われている内は、惰性でも良いので残業すれば良いと思う。(未払の場合は、しっかりと記録の証拠をとっておくこと。)

 

変に効率化などして、定時で帰ったり、休憩したりしているとお得意の
「楽してんじゃないか?」
「定時で帰るなんてやる気ないのか?」
「あいつに仕事を振ろう」
なんて不穏なことを言われるかもしれない。それだけはごめんだ。

残業は現場ではどうしようも出来ないと割り切れば、気持ちに的には吹っ切れることもある。(何とかできると思うからこそ辛くなるし、ストレスも増える)


あまりに辛いなら退職前に休職して考える時間をつくる。

 

どうしても心身ともに追いつめられて苦しいようなら、休職をとってみよう。

この症状があるなら医師に相談・眠れない。
・食欲不振。
・イライラするなど
・気分が落ち込む。

と申告して休職する診断書を書いてもらおう。きっとそれほど辛い状態なら何らかの生理現象は起きているはず。休職の制度があるか、ないかは会社によって様々だがほとんどの会社はあると思う。

一度も開いたことのないような「就業規則」を確認してみよう。その項目の中の休職に関する事項を見れば具体的な休職期間が記載されていると思う。

休んで心を正常に戻して、一度自分を振り返ってみよう。

それでも、会社には戻りたくないと思うなら、退職を選択して、転職すれば良いと思う。しかも休んでいる間は有給休暇を使用できるし、完全取得した後は健康保険から「傷病手当金」も支給される。(おおむね給与の3分の2ぐらい)

休んでいる間、全く収入がなくなるわけではないので、ゆっくりと考えることができる。なので極端に退職を選択するのではなく、その間をとることも考えてほしい。

◆「働くか」「退職するか」の二択ではない◆ 休職して今後の進退を決めることも大事だ。転職するかどうかは静かに考えた後でも遅くはない。人生は二択ではない、常に物事には間がある。


会社が嫌いすぎるなら転職を考えながら、仕事に従事する。

 

転職を考え出すと、働き方も変わってくる。

嫌いすぎる会社の部分も何だがどうでも良くなってくる。

今までは社内で役に立つこと、評価されることに重点を置いていたが、転職を考えるとそれよりも実際のスキルの向上が大事になる。

できることが増えれば、転職先も広がるし、報酬も違ってくる。

 

そのように考えれば短期間の激務のなかでも「やりがい」というものを見つけられるかもしれない。ただ、長期的に激務にさらされることは労働者から搾取しているとしかいえない。

◆やりがいについて◆
やりがいは自分で見つけ出すものであり、経営者から押し付けられるようなものではない。押し付けらたものは、ただの「労働」である。

 

経営者が「やりがいを与えたい」とか「仕事で自らを高める。」「楽しさの提供、充実してほしい」などといってきたら、このように言い返してほしい。

「あなた(経営者)の仕事は労働者の賃金を上げることと、労働者の健康を守ることだ!」(多分すごく嫌われる・・・(笑))

いつまでも、労働環境が改善されないようなら、転職を考えることも大事だと思う。特に労働意欲の高い人は尚更である。私のように労働意欲の低い同志たちは少し慎重になってもらったほうが良い。


おまけ 残業ゼロの会社には激しい戦いもある。(予想)

残業ゼロの会社というと、ホワイトなイメージがあると思う。だが、仕事はビジネスであるから裏を返せば「残業せずに成果を出す」ということが要求される。

・同じ時間で生産性をあげる。
・自ら考え効率化を遂行する。

つまり、私のように労働意欲が低く、それほど優秀でない労働者はついていけない可能性も出てくる(やってみないとわからないが。)

 

今までのように、困ったときには残業でカバーしていたことは通用しない、何とか自分たちのスキル・工夫・知恵をフルに活用して乗り越えなくてはならなくなる。

そこについては、成果主義という部分が非常にシビアになることは間違いないと思う。

乱暴な言い方をすると、残業まみれのブラック企業には、能力の低い人ばかりが残り、残業ゼロのホワイトな会社には能力の高い人ばかりが集まってくるようなことにもなる。(合法的に求めれる水準も高くなる)

そんな中で、ブラック企業で怠惰な労働を行っている人たちは本当に成果が出せるのかと心配する。当然私も怠惰な労働者だ。

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残業がゼロで仕事を終わらせる!
というのは、私たちが想像している以上に「成果・実力」という方面で見ると厳しい世界なのかもしれない。

まあ、これを読んで「我こそは!望むところだ!」と武者震いするような人は、すぐに転職を考えてたらいい。私のように少し躊躇(ちゅうちょ)するなら、労働環境は劣悪でも、成果や実力に関しては「ぬるま湯」ブラック企業に残ることも大事だと思う。

基本的にブラック企業の従業員は、能力的にどんぐりの背比べなので(優秀で意欲のある人は退職しちゃうからね・・・)時には自分の能力を客観的に見ることも大事だと思う。

 

◆記事のポイント◆
・残業などの労働環境は経営者の決断で明日にもよくなる!
・部署変え、降職でも無理なら転職しかない!
・労働環境がブラックな傾向の会社は最初から選ばないほうが賢明。
・「退職」「働く」の二択ではない。
・残業ゼロの会社は真の実力主義かもしれない。