働きたくねえ社畜パパの子育てと仕事の奮闘記!水面下でセミリタイアを目指す。

子育てと仕事を両立している働きたくない社畜パパです。社畜脱出を願いセミリタイアの実現にも取り組んでいくブログです。

【大黒柱よ!生命保険に注意せよ!】遺族年金の存在を考慮した上での保障内容・保険金額か?

生命保険は慎重に選ぶことが大事である。なぜなら、会社員の場合、厚生年金に加入しているので亡くなった場合は遺族年金が支払われる。(18歳未満の子供がいる場合。)保険では手厚い保障というが、残された家族に本当に必要な金額はいくらか?(遺族年金含め)
その金額を数字にして始めて生命保険を考えるべきだと私は思っている。今日はそんなもしもの時の保険の話し。 

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◆記事で伝えたいこと◆
・生命保険払いすぎていませんか?本当にそこまで手厚い保障内容必要ですか?
・厚生年金加入者には遺族年金があることを知っていますか?
・保険料を見直すと月に数千円から数万円節約できるかも。

 

①安易に加入すると保険貧乏に。見直しを定期的に行うこと。

保険は定期的に見直すこと。本当に必要なのか自分で調べ自分で決めること。

保険の販売員のセールストークに乗って深く考えずに加入したら保険の支払いに圧迫されて必要以上に支払うことになる。なぜなら、保険の販売員はそれが仕事だからである。いかに保険に加入してもらうかがその人の成績になるのである。

したがって、保険の販売員の話は素直に聞いてはいけない。利害が相反するからだ。まさに、経営者と労働者の関係と同じである。

特に積み立ての生命保険で手厚い保険などに加入しようものなら、毎月とんでもない金額を払うことになる。

「残された家族にせめて・・・」
「貯金だと思えば・・・」
みたいなもっともらしいことを言ってくるが、鵜呑みにしてはいけない。ある意味では本当かも知れないが、ほとんどの場合は嘘である。保険のセールスマンは保険を売ることが仕事であり、売り方についても洗練され、我々素人は太刀打ちできない。

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生命保険代は紛れもなく、自分が汗水たらして稼いだお金である、よくよく十分に考えて選ばないと財布からお金が自動的になくなっているのと同じである。毎月の支払いなのだから見直しをして1円でも安くすることをおすすめするし、加入するときに本当に必要な保障内容だけに留めることを強くすすめる。

私たち夫婦もセールストークに乗せられ実際に必要以上の生命保険を支払っていた、だが途中で遺族年金に気づき必要な保障内容の切り替えることで月々の支払い金額を4000円程度減額できた。(年間だと48000円である)

これは、とんでもない金額である。仮に労働で稼ごうと思えば相当な苦痛を味わうことになる。投資で配当金から得ようとすると利回り4%で考えても150~200万は必要になる(配当には税金もかかるから)

 

ちなみに平均的な保険金支払額は?

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出典:価格.com - 生命保険の保険料の平均はいくら? | 生命保険の選び方 | 見直し、相談、比較

 男性の方が金額が多いのは一家の収入柱であることが多いからだと思われる。それにしても7割以上の人が1万円以上月額支払っているとは恐れ入る。これでは国民全体のお財布事情が寂しくなるのも無理はない。給与は上がらないのに、支出が増えていては暮らしは豊かになるはずもない。それにしてもたくさん支払っているのだな。みんなそんなお金に余裕があるのだろうか??

 

②会社員には厚生年金がある、その中の遺族年金をしっているか?

厚生年金の中には、被保険者が万が一亡くなったときの保険もある。それをほとんどの人は知らない。それを正確に知ったとき、現状の生命保険の保障内容が本当に適切な人はどれほどいるのだろうか?


私は疑問を持っている。実際に私も勉強不足で全く知らずに生命保険に加入していたので途中で見直して保険料も半額以下になった。特にサラリーマンで厚生年金に加入している方は一度見直してほしい。本当に遺族年金を受給して、今加入している生命保険の内容が適切かどうかを数字として精査してほしい、そこで意識してもらいたいのは数字だ、感情はいれる必要はない。必ず保険屋は私たちの不安や恐怖を煽ってくる、それに惑わされず冷静に必要な金額を算出してほしい。下記に遺族年金の概算を貼り付けている。

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出典 遺族年金(必要保障額シミュレーション)|オリックス生命保険株式会社

 

サラリーマンで厚生年金加入者には是非見てほしい動画を下記に貼り付けておく。結婚して子供がいる家庭には遺族年金という制度の知識は必須である。これを知っていると余計な保険に加入する必要もなくなる。保険は自分で汗水たらし、やりたくもない労働から稼いだ貴重な自分のお金から支払うのである。1円たりとも無駄にできないのは私だけではないはずだ。


www.youtube.com

1.遺族年金がいくらでるか把握しているか?

厚生年金の被保険者には遺族年金という制度があることを知っているか?それにどれぐらいの金額が支給されるのかも把握しているか?

知っている知っていないかで残された家族の不安も大幅に減らすことが出来る。おおむねではあるが厚生年金に加入している通常の会社員で配偶者がいて子供がいる人には、12~14万円程度支給されると理解してもらいたい。(色々込みで)
※遺族年金は配偶者の年齢や子供の有無などで受給資格がなくなるので、正確な情報は自分で調べるようにしてください。法律ですので非常に細かく、複雑です。

まずは、自分たち夫婦がどのモデルケースに合致しているか把握するところから始めると良い。

ちなみに我が家は、妻と子供二人のため概算だと私が亡くなったときの遺族年金は月額14~15万ぐらいだと推定される。そこから不足している金額を保険で補う計算をするのである。それは次で論ずる。

2.遺族年金から不足している金額を保険で補う。

私が亡くなった後に支給される、遺族年金から実際に今の生活を維持するために必要な金額を保険で補うことが私にとっての生命保険の役割だと思っている。

実際に計算すると、そこまで大きな金額にはならないはずである。月額保険で30万支給されるような保険に入っている場合、そもそも大黒柱の年収はいくらなんですか?という話しになる。
ざっくり計算すると

保険支給 30万
遺族基礎年金(年78万+子の加算額22万)
遺族厚生年金(月に2万~4万)
※年金の計算は非常に複雑なので概算で算出。

配偶者+子一人で計算。

保険 30×12=360
年金 120~140万
合計 360+120=480万

年収で言うと650万円ぐらいである。
しかも、大黒柱が亡くなっている状態での650万の年収である。(母と子OR父と子の二人で月に40万円も必要なのか?必要なのだとしたら相当生活水準が高いはずだ。)
果たして、そこまでの金額はいるのだろうか?
妻と子しかいなければ、家も小さいところに引っ越せるし、車2台持ちなら1台で大丈夫だろう。

私たち夫婦はそこの現実的な部分を見直し実際に保険を見直すことにした。
我が家は子供二人のため概算で14~15万が支給される。そのため保険金額で10万円程度補填出来れば、十分に生活できるのである。
(現状は無理だが、私という支出している人が消えることで、ローコストで生活が成り立つのである。)

 

それに環境によって、必要な金額も全く違ってくるので後は個々の家庭に合わせて保険料を調整することが大事。

・実家に帰るのか帰らないのか。(家賃)

・働けるのか、働けないのか(収入源)

・貯金の金額が10万なのか1000万なのか。

こういったケースが変わるだけで必要な保険金額は変わるので、一律にいくらの収入保障金額が適切なのかは断言できない。まあ個人的に10~15万ぐらいかなとは思っている。

 

不足した金額を補填する便利な保険が収入保障保険である。これについてもわかりやすい動画があるので紹介する。何度も言うが自分が苦労して稼いだお金なのでこの動画以外にもご自身で調査することが大事だと思う。その際には保険会社や保険販売員は避けたほうが無難である。利害関係が相反するし、むこうは私たちを「カモ」だと思っている可能性が高い。


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◆記事のポイント◆
・保険は定期的に見直すべき!大きな支出である。
・サラリーマンには遺族年金があることを理解すべし。
・遺族年金で不足した分を保険で補うべし!

③大黒柱が亡くなると支出額も大きく下がることの事実。

経済的な部分だけで考えると、大黒柱が亡くなると収入も減るが、支出も大幅に減ることも注目すべき点である。 

1.現実的にいくら下がるか家計簿で把握せよ!

家計簿を活用して、実際に一家の大黒柱が消費している金額を調査せよ!

ほとんどの家は、大黒柱の消費が一番多いだろう。その部分も全てなくなるのだから。家計への負担は大きく減るはずだ。多分、車・家賃・保険・スマホなど全て合算すると10万ぐらいは最低減ると思う。

そうなると、必要月額の支出が10万減ることになるので必要な収入も変わってくる

下記の表は一人暮らしにかかる費用の概算値である。予算少なめ~高めまである。

やはり最低でも家賃や水道光熱費を調整しても10万円程度は大人一人あたりかかってくる。

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出典 一人暮らしの生活費、いくらかかる? 内訳と月々のシミュレーションを解説 | 住まいのお役立ち記事

 

 

2.子供の年齢によっても必要額は変わる。

必要な生活費も子供が大きくなるにつれて変わってくる。なぜなら、高校生にもなればアルバイトすることも可能だし、親が働ける時間も増えてくる。フルタイムで働くことだって可能なはずだ。

たとえば、高校生の子供には自分のお小遣いとスマホ代を稼いでもらえば、家計は大きく助かるだろう。親はフルタイムで働けば月に10万~15円程度なら稼ぐことだって無理ではないはずだ。

したがって、子供が高校生などで半分自立している状態だと、そこまでの保険の保障金額が必要ない。

当然贅沢を言えばキリはない。

子供の年齢によって現実的な必要額も変わってくるということは頭に入れておくことだ。それに実家に帰って子供を見てくれるような環境ならば、そもそも保険すら不要である可能性だってあるはずだ。加入しなくてよいならば入らないのに越したことはない。

 

3.現在の貯蓄額で取り崩し年数を計算せよ。

生命保険を考える際には貯蓄額も非常に重要である、なぜなら、貯蓄が0円の家庭と3000万円ある家庭とでは必要な保障も変わってくるからである。

たとえば、3000万円の貯蓄があるとすれば年間に200万円取り崩しても15年間は耐えることができる。(月に16万円程度)それに上乗せして遺族年金もある。

それに子供が成長すればアルバイトで家計を助けてもらうことも可能だろう。したがって、15年間も貯蓄を取り崩すということは現実にはないと思う。子供が中学生や高校生であれば外に仕事することも十分可能である。年齢が上がるほど収入も増やしやすくなるので、それに応じて貯蓄の取り崩し金額も減ってくるはずである。逆に現在の貯蓄額が0円の場合には手厚い保障内容を検討するべきである。

つまり、貯蓄額に応じても生命保険の保障内容の必要性は大きく変わってくるのである。イメージではなく冷静に電卓を弾いて考えることが大事である。

夫婦で話し合い。少しの余裕があれば良いと思う。きっちり過ぎる計算は危ないかもしれない。

④多分夫婦が想像しているよりもお金はかからない。

一家の大黒柱が亡くなったときのための手厚い保険はと聞くと、それらしく聞こえてしまう。でも、冷静に数値化してみると、想像しているよりかからないことに気づく。なぜなら、悲しいかな・・・お金をたくさん消費する大黒柱がいないから支出の額も大幅に減る。

たとえば、大黒柱の家賃(小さい家に引っ越せる)、衣服代、食費、車、スマホ、小遣い、雑費などを計算すると月に10万円程度支出が減る。

したがって、今までの生活費がお金の面だけで見ると、大幅に改善されることになる。細かいことをいうと電気代、水道代、ガス代なども減るはずだ。

人によっては、実家に戻り家賃がかからなくなるかもしれない。そうなると実際にそこまでのお金が必要なのかも疑問である。遺族年金と貯蓄がそこそこあれば後は残されたママ(嫁)が少し働ければ十分に生活は出来るのではないかと思う。(これは人それぞれのため正解はない。)

ただし、実家に帰れてある程度子供を見てくれる家族がいて、働くことが可能ならば、そもそも生命保険の必要もないかもしれない。

生命保険とはもしもの時の備えである。もしもは基本は起こってほしくはないものだ。そうなったときの備えは最低限で良いと考えるのは私だけだろうか。それにもしもの時の備えのために多額の保険代を支払い続けるのも何だか腑に落ちない。

まあ、こればかりは個人の気持ちが優先されるのだろうが。

◆記事のポイント◆
・大黒柱(旦那)が亡くなったら生活費も大幅に下がることを認識すべし!
・貯蓄額も考慮せよ!貯蓄があるなら必要額も減る!
・現在の子供の年齢や実家で暮らす(家賃免除、働ける)のであれば保険もいらないかもしれない。
・想像しているよりもお金はかからないもしれない。