【偽善にまみれた会社】体調不良者・妊婦に優しくというのは建前で会社は何も考えていない。
社会人になっておかしいなと思うこと。
それは、人に優しくしたら何故か自分が圧倒的に損をする仕組みであることだ。
例えば、欠勤者の人の仕事を肩代わりしたとする。
でも、給与は同じで、疲労は2倍である。
納得できない。
被害の被らない人間だけがこんな無責任な発言をする。
「お互い様だよ」
「頑張ろう。」
実際に自分が2倍働くことになって同じことが言い続けられるだろうか??
そんな人にはあったことはない。
今日は社内の偽善にまみれた話をかく。
- ①体調不良者・妊婦に優しくは人として当たり前だと思うが。
- ②それを他の人で賄うのはちょっと違う。
- ③本当に優しくと考えているなら会社は手を差し伸べるべし。
- ④健康な労働者や独身者にも、優しい会社が本来の姿だろうに。
①体調不良者・妊婦に優しくは人として当たり前だと思うが。
当たり前のことだが、何か都合よく使われている気がしてならない。なぜなら、体調不良者、妊婦に優しくということには賛成であるが、それと欠員者の業務を肩代わりするのとは話が違うし、それは経営者側の都合の良い解釈ではないだろうか。
同じ給与で、人一人分の業務を上乗せしようとしているのだから鬼畜の所業と言える。「優しさ、配慮」といった言葉を利用して社畜を都合よく使いすぎである。
そんな状態ではまともな人は休むとは言えないだろう・・・
②それを他の人で賄うのはちょっと違う。
優しく、優しくと言うが、その穴埋めを他の人で代用するのはおかしい。
その人が体調不良で帰ったら、あなたの仕事は倍になります。と言われて「喜んで!」なんて思う人がいれば、おかしな人だと思う。
同じ給料で、倍の仕事をさせられて喜ぶ人なんていない。
それを優しさや助け合いといった、不確かな言葉で綺麗にまとめないでほしい。
私は常にそう感じている。
優しくあることには誰も反対しない。
ただ、そのために誰かが犠牲になるという仕組みが私は納得できないということである。
経営者が代わりに労働するのであれば、現場は納得するがその不足した人員の穴埋めは現場に丸なげなので誰も納得しない。
③本当に優しくと考えているなら会社は手を差し伸べるべし。
優しくありたいなら、会社が心の底から行動に移すことが重要だ。
会社は綺麗事は言う。
だが、行動には移さない。
本当に心から優しくと考えているのなら、欠員が出た時のことも真剣に考えるべきだ。
現場や被害を被る社畜に丸投げしてはならない。
「何とか考えてやって!」
「助け合いで!」
「お互い様!」
そんなお決まりのセリフばかりを言う。
果たして本当にそうか?
私は違うと思う。
いつもしわ寄せがくる人は決まっている。
だから、不平不満もでる。
(しわ寄せがくる人へのケアをしてないから)
そこを会社はもっと真剣に考えないといけない。
それを表面だけしかみないから「休もうとすると、あの人がすごくイヤな顔をする。」みたいな空気になる。
そういった現場のケアも経営者は考えなければ結局のところの労働環境は良くならない。離職率が減れば、経営者も採用費用を削減できるし、現場の負担も大幅に減らすことができると思う。
当然である。
しわ寄せがきて、自分の生活が脅かされるからである。こういった事実があることを、会社は真剣に受け止め対策を打ってもらえたら、もっと労働者に優しい会社になると思う。
欠員が出ても、同じ人員で同じクオリティを保てなんてことは虫が良すぎるのだ。
④健康な労働者や独身者にも、優しい会社が本来の姿だろうに。
体調不良者や妊婦に優しくあれ!
確かに人として当然のことだ。
だが、立ち止まって冷静に考えてもらいたい。
少し健康な労働者をないがしろにしていないか?
助け合いは重要だ。
でも、それを全て身体の強い人ばかりが負担し続けるのはちょっと違うように感じる。
どういった解決策が正解かはわからない。
でも、助けるためにずっとずっと負担を被るのは何か違うと思うのだ。
そら、そんなことを続けていると
「なんで私ばっかり!」
「また残業か!」
「仕事の量が平等じゃない!」
という意見も出てくる。
こういった発言をすると、心が小さいだの、ひとでなしだのと無関係な偽善者が言い出す。
仕事をたくさん被って文句を言う人も、最初から言っているわけではないのだ、繰り返し、繰り返しすることで嫌気がさしているのだ。
どうすれば、改善されるかはわからないが、会社は物言わぬ労働者をもう少し大事にするべきだと思う。
体調不良者や妊婦さんのフォローをしている、縁の下の力持ちにスポットライトを当てて欲しいと私は思う。それだけで、気持ちは全然違うのだと思う。
そもそも、欠員者の分の仕事を長期間に渡ってすることは「優しさや配慮」とは無関係の話である。
同じ給与で倍の物量をさせることは「経営者の怠慢」でしかないと私は思っている。