働きたくねえ社畜パパの子育てと仕事の奮闘記!水面下でセミリタイアを目指す。

子育てと仕事を両立している働きたくない社畜パパです。社畜脱出を願いセミリタイアの実現にも取り組んでいくブログです。

【ETFこそ王道】個別株は想像以上にリスクがある。私の推しは(2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー))

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※ここでのETF投資信託は基本的にインデックス型である。
個別株が楽しいし、当てれば大きな利益を手にする。だが私は15年の経験の上、インデックス型のETF投資信託こそが資産運用での鉄板であり王道であることを悟った。その理由について書いていく。

 

◆記事のポイント◆
・個別株は楽しいが安全に資産を増やした人にはリスクが大きい。
・リスクをそこまでとらなくても十分全世界ETFで資産を増やせる。
・大失敗さえしなければ複利の力で資産は確実に増える。そのためのETF
・私の推しは2559MAXIS全世界株式(オール・カントリー)。
・積立NISAは素晴らしい、私のような素人投資家の味方。

 

 

①個別株はリスクの塊。コントロールは一般人に無理である。

個別株には夢がある。
だからこそリスクも大きい。
それにコントロールもできない。
したがって、資産運用を目的で考えたときには私は個別株投資には否定的な立場をとっている。

1.企業分析は素人ではできないしプロの方が圧倒的に優れている。

個別株投資のための企業の調査はそもそも個人には不利である。なぜなら、情報のスピード・質が違うからだ。たとえば、機関投資家であれば様々な専門家や企業の広報責任者から直接話を聞くことができる。だが、個人投資家にはそんなことはできない。それに情報だけでなく時間にも制約がある、個人投資家は本業の傍らでする一方、機関投資家は存分に時間を使用できる、それに一人ではなく組織で行うので効率・量においても勝負にならない。

ポイント! 個人投資家の場合、インデックス投資でリスクを極限まで抑えて、小金持ちになる方法があるのに、わざわざ個別株を調査するメリットはない。株が好きすぎて企業調査が趣味なんだ!というような人以外はインデックス投資がおすすめだ。本当に文字通り何もすることがない。

 

したがって、企業の分析という点でも機関投資家(プロ)に勝てる見込みはない。全てにおいて機関投資家の方が優れている。


唯一例外があるとしたら、個人投資家は自由であるということぐらいだろう。プロはやはり仕事なので結果を求められるのに対して、個人投資家は別に何の制約もない。なんか気が乗らないから3年間株式から離れていても誰にも文句は言われない。だが、プロはそんな贅沢は許されない。どんな時も顧客の資産を増やすために努力をしなくてはならない重圧がある。

 

 

そこは大きな部分かもしれない。いずれにせよプロに勝とうなどとは思わないことだ。人間なのでいくら分析しても見落としがある。私の場合はしょっちゅうである。それに、たいがい良い情報を得る頃には全て株価に織り込み済みである、したがって情報による株価上昇の恩恵を受けることは個人投資家には難しいと私は割り切っている。

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2.売買のタイミングはプロの仕事。

少なからず、個別株の購入にはタイミングが関わってくる。なぜなら株は安い時に購入すればするほどリターンが上がるからだ。ただ、この「安い時」というのがくせ者である。

 


たとえば、中古本などのように相場がある程度決まっていると素人でも売買することが可能だが、株式の場合は明確な個別株の相場というものがないのだ。そのため正確な価格はわからない。


したがって、素人が個別株の価格を目利きするのは不可能である。確かにPER、PBR、ROEなどたくさんの指標があるが、どれも決定的ではないのが現実である。いくら理論上で安かったとしても株価が下がるときはどこまでも下がるし、上がるときは企業の価値には関係なくどこまでも上昇する。株式というのは全く予測、コントロールできない世界なのだ。

ポイント!
重要な事なので何度も言っておく。インデックス投資の場合こういった、企業分析、売買タイミング、経済動向、今後の業種別の動向など一切学ぶ必要はない。ただ、購入するだけだ。それも面倒なら積み立てなどを設定して購入すれば全て解決してくれる。

  

だから、私は売買のタイミングはプロの仕事であると割り切り、関与しないようにしている。(実際にはプロでも手こずっている)

 

3.個別株は一攫千金の夢があるのも事実ではあるが・・・

確かに個別株には一攫千金の夢がある。1日で10%上げることもあるし、上昇相場に乗ればたったの1ヶ月で30%上げることもある、6ヶ月で50%~100%の利益を得ることもある。それはとてもエキサイティングで魅力的なことである。

 


ただ、当然ではあるがよいことの裏には悪いこともある、それはリスクとリターンは表裏一体であるということ、先ほど書いたようなリターンがあるということは、同じ分リスクも存在するということ。したがって、たった一度の株式相場の大暴落で株価が50%下落することも十分にありうるし、珍しくもないということ。そうなるとまさにパニック!絶望である!

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一攫千金の夢もあるが、そこまでのリスクをとってまで資産運用をする必要はないかと私は思っている。資産運用の中で私は安全を重要視しているからだ。

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出典 日経平均が語った「高揚と動揺」 記録で振り返る: 日本経済新聞

このように株価は定期的に暴落にあう、その際の不景気に生き残れる会社を選んでいれば良いが、運悪く倒産してしまうかもしれない。それが個別株の場合には大ダメージになる。ETFの場合はダメージはあっても浅いし、倒産する前にリバランスで会社が除外されることになる。 

 

 

ETF投資信託(インデックス)こそが初心者から上級者まで王道。

誰にでも勧めることができるのが、インデックス型のETF投資信託である。何せプロが運用してくれて内容も非常にわかりやすいので楽なのである。面倒な銘柄選択や資産のリバランスも自動的に行ってくれる。初心者から上級者まで全ての人に利益をもたらす商品だと思う。(インデックスの場合、機械的に銘柄を売買するのでファンドマネージャーの腕も関係ない。)

 

私が日本の株に消極的な理由を書いている

bairunn060012.hatenablog.com

 

私がETF投資信託に目覚めた情熱が書いてある。

bairunn060012.hatenablog.com


1.私の推しETF(2559)、投資信託(インデックス)はそれだけで分散投資

インデックス投資はそれだけで分散投資である、なぜならETF投資信託1本でS&P500(VOOなど)なら米国の主要銘柄500に分散投資、全世界株ETFのVTだと7800銘柄とも言われている。

 

 

1本のETFで幅広い分散投資を実現している。全世界を選べば銘柄数だけでなく国まで分散してくれるのだから、個人の分散の域を超えている。

 

たとえば個人投資家分散投資をするとしても10銘柄とかぐらいだろう。だが米国株のETFなら500銘柄だし、全世界株のVTなら7800銘柄である、それにVTの場合は国まで分散してくれているので、究極の分散であると言える。(私の意見ではあるが。)

 

 

したがって、インデックス型のETF投資信託を選択するのなら1本だけでも幅広い分散投資を行うことが出来る。そこで私が推奨しているのは全世界株と米国株のインデックスである。日本株のインデックスは保有の予定はない。ちなみに私が現在保有していて、今後も買い増ししていこうと考えているのはETFMAXIS全世界株式(オール・カントリー 2559)である。

 

後は積立ニーサで「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を購入している。

          

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出典 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) ぶっちゃけ全世界株式ってどうなの? | 投資信託なら三菱UFJ国際投信

 

情報は2018年なので比率がやや違うが、おおむね正しい。

今は米国の力強さで国別の構成比率が恐らく米国60%ぐらいになっているとは思う。ただ世界への分散投資という素晴らしい点は同じだ。

 

 

迷った場合は、全世界株か米国株のインデックスで決まりだと私は思っている。(投資は自己責任なので決めるのは最終は自分ではある) 

ポイント! 全世界株最高だ。今の状況だと、「いやいや米国一択でしょう」という意見もあるが、今後10年20年を見据えると米国が最強である保証はない。だからこそ私のような保守的な投資家は全世界株を選択する。
それに、分散も業種とかといった次元の話ではなく国の分散であるから、個人投資家ができる分散を超えている。素晴らしい。

 

それについての議論は下記にまとめている。

【米国株VS全世界株】投資家の永遠のテーマ。

bairunn060012.hatenablog.com

 

【米国株派の主張】米国大好き!米国一択の理由。

bairunn060012.hatenablog.com

 

【全世界株派の主張】やっぱり全世界株でしょ!

bairunn060012.hatenablog.com

 

2、プロが運営して、銘柄の組み替えをしてくれる。

プロが企業の分析をして、自動的に銘柄の入れ替えをしてくれるという優れた商品である。しかも年間の維持費(信託報酬)も0.1%(100万で年間1000円)と破格の安さである。(商品によって違うので確認は必要。基本的に年間の維持費が高いものは粗悪であると思った方が良い。ちなみに海外のETFはもっと安い。VOOは0.03%)

 

 

たとえば、ETF投資信託のなかで業績を落とした企業があれば定期的に除外してくれ、業績を伸ばしている企業があれば追加してくれるのである。しかもそれを自動でプロが行ってくれるのである。当然プロが行うので一般の人がするよりも遙かに精度が高いことは疑う余地はない。

 

自動的に良いもの、悪いものを選別してくれて組み替えてもらえることは個人投資家としてはメリットしかない。

3、インデックスの投資信託ETFが1年で2倍、3倍になることはない。

インデックス投資で1年で2倍になることは基本的にはない。なぜなら、そこまでのリスクをとっていないからである。投資の世界ではリスクとリターンは表裏一体である。1年で2倍になるようなETFは裏を返せば1年で株価が半分以下になることもあるということ。

 

万が一、インデックスのETF投資信託が50%も下落するような経済状況にならば個別株は銘柄によっては80~90%下落することになる。これは金額にすると100万円が10~20万になり、1000万円が100~200万になるということである。基本的にインデックス投資というのは個別株と比較した際に、圧倒的にリスクを抑えることができる。

 

 

だから何度でも言うが、1年で2倍3倍になることはない。つまり、値下がりも1年で50%下がるという可能性も低い

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出典 資産運用のリスクとリターンについて知っておきましょう | みずほ証券

 

したがって、インデックス投資というのは夢の一攫千金という夢を捨てる変わりに、一夜で破産するというリスクも回避してくれるというわけである。だから私は選んでいる。インデックス投資は一夜でお金持ちになることに出来ない。しかし長い期間をかけて私たちを小金持ちにはしてくれる。一夜でお金持ちになりたい人はレバレッジをかけて個別株に集中投資するしかない。

ポイント!
インデックス投資は一夜で私たちを大金持ちにすることがない。ただ長期間で見た場合に、私たちを貧乏なまま放置することもない。(勝手に思っている)

③あえて個別株の投資基準を考えるなら。

個別株を選ぶのは私の中では趣味の世界である。企業の分析はやはり出来ないし、面倒である。自分の勤めている会社の先行きも正直わからない。

だから「あえて」投資するならということを強調しておく。

1.まずは自分の資産形成を盤石にしてから。

基本はメインの資産運用(ETF投資信託)を盤石にしてからということは強調しておく。ここが弱いと何をしても上手くいかない。なぜなら、個別株にはどうしてもギャンブルの要素が強くなるからだ。

 

ETF投資信託で十分な複利と金額を達成した後に個別銘柄で一攫千金を狙うこともと私は考えている。

 

その状態ならば、万が一個別銘柄で失敗したとしても何も生活は変わらない。(資産運用のメインはETF投資信託のため)運良く個別株が大当たりして大金を稼げたら裕福な暮らしを手に入れることができる。失うものはなにもないのである。ただ、資産運用の最初の段階で個別株に投資して失敗した場合には、全てを失い、定年になっても働かなくてはならない未来が待っているかもしれない。

 

つまり私は資産額が少ない内は手堅いETF投資信託(インデックス)を購入したほうがよいし、自分でも購入している。

 

ポイント!
個別株は資産を盤石にして、生活資金に困らないなってからでも良いと私は思っている。今の時代個別株で大当たりを引かなくても小金持ちぐらいにはなれるからだ。(小金持ちというのは資産5000万円以上)

2.たぶんバリュー株、高配当株をねらう。

私が日本の個別株を物色するなら、バリュー株か高配当株だと思う。なぜなら、私が好きだからだ、理由はそれだけで良い。

 

たとえば成長株をねらう場合は、やはりある程度高値で購入する必要がある。成長株というのは社会から期待されているので、どうしてもその分価格も相応の価格になる。そこの部分がどうしても私の性格とは合わないのである。

ポイント!
もしグロース株を狙うとしたら資産の何%かを特定の勢いのあるカテゴリのETFに投資するかもしれない。2021年だとQQQ(ハイテク株)の辺りを買うことになると思う。まあ暴落時のリスクもあるけどね。

 

 その点、バリュー株や高配当株はPERや配当利回りという数字で過去と比較することができる。過去の業績と現在の株価を判断して割安か高配当かを判断するわけだ。そこには研ぎ澄まされた勘も必要としない。

 

必要なのは小学生レベルの算数能力と電卓ぐらいである。(バリュー株も高配当株も会社が将来倒産すれば紙切れになるのに変わりはないが・・・それは成長株も同様である。)

 

そういった理由で私はバリュー株、高配当株を購入するかもしれない。まあ、資産運用のメインはETF投資信託なので別に購入する気がしないのであれば買う必要もない。ただの選択肢の一つである。

ポイント! 高配当に関しても米国ならSPYDという高配当ETFもあるし、全世界のDEWという高配当ETFもあるので、わざわざ個別株を購入する必要がないような気もする。コロナショックのような大暴落時に購入すれば配当利回りだけで5~6%確保できて、値上がり益も得られる優れもの。というか配当利回り5%超(それも一流企業ばかり)のETFは永久保有でも良い気もする。

3.株式相場が大荒れの時にだけ購入する。

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出典 株価暴落(暴落):世界の暴落の歴史 | 投資の森

 

個別株を買うとしたら普段から良さげな株を調査しておいて数年に一度の大暴落時に拾うぐらいかなと思っている。なぜなら、それときぐらいしか私のような一般投資家には勝ち目がないからだ。

 

ITバブル崩壊リーマンショック東日本大震災。チャイナショック。コロナショックなどのときのみ個別株を物色するかたちである。そのため購入の株も最低単位にするだろうし、下がっている最中に買い下がるようなかたちになるので遊び程度である。本来の資産運用とは無縁の方法である。実際にポートフォリオに占める割合は10%程度であろう。

 

したがって、個別株を購入するのはいつ起こるからわからない相場の大揺れを気長に待ち、そのタイミングで購入するだけである。

 

資産運用というよりは遊びという感覚である。だから投資する割合も数%である。なにせいつ起こるかわからないような暴落を待っていては資産運用なんてできないからだ。

 

よくある質問で「暴落時だけ買えばよいのでは?」とあるが実際に行ってみると、いつが暴落の底なのかが、その時にはわからないのだ。振り返ったときに「あの時が底だった」ということがわかるだけなのだ。

ポイント! いつが底かは誰にもわからないので、平常時から買いたい銘柄やETFの購入の基準価格などを決めておいて、その価格になったら買うようにすればよい。ならなければ買わなければ良いだけなので。

④資産運用は安全に安定的に「いそがばまわれ」。

資産運用の基本は大火傷を防ぐことである。なぜなら、大火傷をしると資産に大きな傷がつくことになるからだ、ちなみに大きな傷がつけば再起出来ないどころか元の状態よりも貧しくなる可能性がある。

 

たとえば、100万円の元金を一銘柄に集中投資してその銘柄何かのきっかけで50%以上下落したとすると正直資産運用どころの話ではなくなる。個別銘柄にはこういったリスクが潜んでいる。しかも個別銘柄が再び上昇するとは限らないのだ。

 

したがって、資産運用の初期の内はETF投資信託(インデックス)に投資することが手堅く得策とも言える。この方法だと1年で2倍なんてことはないだろうし、1年で50%下落という可能性も低いと言える。(低いというだけでないわけではない。ただ、ETF投資信託(インデックス)がそこまで下落しているということは個別株は80~90%下落している分もなかにはあるだろう。)

 

 

私が投資を15年して経験から感じるのは、初期は手堅くETF投資信託(インデックス)で資産を積み上げていき(積み立てNISAなど)ある程度の資産が貯まってから(ある程度の資産は個人のリスク許容度で決まる)個別株をリスクの範囲内ですることがおすすめだと思う。

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出典 つみたてNISAの概要 : 金融庁

 

つみたてNISAはリスクを最小限に抑えて、リターンも得られる素晴らしい制度だ。それに金融庁のお墨付きの商品しか購入できないので、素人投資家にも安心である。(少なくとも銀行の窓口などで販売されている「ぼったくり」商品が混ざっている心配もない)

 

急がば回れ」という言葉通りに大きな損失さえ回避していれば、いずれ資産が増大するというのが「インデックス投資」の最大の魅力だ。 

 

ポイント! つみたてNISAは税制上本当に有利なので私のような個人投資家には是非利用してもらいたい制度だと思う。これらの制度は国が国民に対して、「自分の年金は自分で準備してくださいよ」というメッセージであると私は認識している。

個別株をしたいという気持ちはわかるが、そういった自制心を持つことも資産運用では重要な要素である、欲望をコントロールできない人は遅かれ早かれ自滅する。コントロールが出来ないのであれば、株などではなく宝くじやギャンブルをしたほうが良いかもしれない。資産を築くのに近道はないのだ。

 

投資信託ETF何を購入するか迷った時には全世界がベターな選択。

 

迷った時には、ETFの場合、2559 MAXIS全世界株式(オール・カントリー)。つみたてNISAなら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選択すれば大失敗することはないはずだ。ETFを購入する場合は時期を分散して購入することが必須である。つみたてNISAなら自動的に分散できるが、ETFの場合は自分で購入することになるので一括購入は避けたほうが良い。そんなことをしなくても資産は増やすことができる。

 ※投資の決断・責任は最終は自分でお願いします。