働きたくねえ社畜パパの子育てと仕事の奮闘記!水面下でセミリタイアを目指す。

子育てと仕事を両立している働きたくない社畜パパです。社畜脱出を願いセミリタイアの実現にも取り組んでいくブログです。

【傷病手当金】30代会社員パパが心の病・うつに備える。妻や子どもを路頭に迷わせない方法。

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パパになれば誰でも誓う。
家族を守りたい。
子どもの笑顔を見ていたい。
そう心に刻むからこそ、自分を必要以上に追いこんでしまうこともある。今日はそんな責任感の強い全国のパパに対してメッセージを届けたい。

 

◆記事のポイント◆
・会社を休んだときの生活費の心配を解決する傷病手当金
傷病手当金は国から支払われる。
・最大1年6ヶ月支払われる。(2/3程度支給)
 

傷病手当金】辛くて会社を休みたいが、生活のためのお金の問題。

家族を養うためにはお金が必要だ。
お金のためには働く必要がある、だが働きすぎては大事な自分の身体を壊すことになる。お金のために身体を酷使して、心も追いつめるのは悲しいことだ。
今日は、そんな家族を守りたい。家庭を守りたい。子どもの笑顔を見ていたい。そんな全国の健全なパパに向けて私なりの体験・経験から「そんなに頑張らなくていいんだよ」「だいじょうぶだよ」というメッセージを届けたい。

絶望の淵に追いつめられている、私と同じ思いをしているパパさまがいたら私はこのブログを通じて手を差し伸べたいと心から思っている。

傷病手当金】いくら支払われる?会社員の心強い味方を理解しよう。

家族を養っている人なら気になる、実際にいくら支払われるのかを見てみる。

◆結論◆

・標準報酬額の2/3を支給。
・標準報酬月額とは?支給開始前の過去12ヶ月を足して日数で割ったもの。
※詳細は公式ページ ↓

病気やケガで会社を休んだとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

  

 

傷病金手当を知っているのと知らないのとでは心の余裕が違う。もしもの時に収入が0になることがないというのは、私たち既婚者で子どもがいる家庭では、とても、とても大きな支えになると思う。

だから、私は健康保険の中にある傷病金手当を全てのサラリーマンに知ってもらいたい。結婚していようと、独身だろうと全ての社会保険加入者に私は知ってもらいたいと思う。この制度を知っているだけで、救われる命や助けられる妻、子ども、そして自分の身体を守ることができる。

傷病金手当というのは、非常に手厚い保険であり、そこいらのぼったくりの民間の保険とは比較にならないほどの国民に優しく手厚い保険だ。


簡単に言うと、業務外での何らかの事由で4日以上労働できなくなった時に保障されるものだ。
たまにある質問で
「使うのは会社に悪いのでは・・・・」
「私なんかがつかってもいいんですか?」

結論
「どうぞ使ってください。」
私が言うのも何だが、何ら後ろめたい気持ちを感じる必要はない。
なぜなら、毎月の給与で保険料をきちんと支払っているからだ。
例えば、あなたが民間に自動車保険医療保険に加入している際に、該当する事案(交通事故、手術、がん)などになった時に保険の請求を躊躇するだろうか?しないだろう。きちんと請求するはずだ。

傷病手当金も同様である。それに会社に迷惑がかかることはない、傷病手当金は健康保険から支給(国)されるからだ。したがって、必要なときには制度を利用しよう。
自分が休んだせいで会社の人が困るということで、休むことを躊躇される人もいるが、そういったことに対応するのは経営者の仕事である。
自分の仕事を労働者に押し付けているだけだ。

傷病金手当のポイント傷病手当金は普段私たちが支払っている保険料から支払われる。胸を張って請求しよう。(おおむね給与の2/3程度が支給される。)
傷病手当金は国から支給されるのであって、会社から支給されるわけではない。
・民間の生命保険を請求するときと何ら変わらない。堂々すればよい。

 

【受給資格】どういった状態になれば受け取ることができる?

 厚生労働省から正確な情報が発信されているので確認してみよう。

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出典 厚労省/傷病手当金、休業手当など「生活支援策」リーフレット公開 | 流通ニュース

 

簡単に言えば、業務外の事由で4日以上休むことになったときに支給される。(業務中の場合は労災が適用される)

 

休む理由はたいろいろある。

それを下記に列挙していく。

◆具体的な内容を例◆

うつ病などの心の病。

・がんの治療。

・腰痛などの治療

・その他の治療。

 

これらの治療は基本的に病院にいき、医師に診断してもらう必要がある。

とくに近年増えているのが、心の病だと思う。

 

人間関係の複雑化などでメンタルに不調を抱えている人はたくさんいる。

わたしも会社員だからわかる。

 

 

無理解な上司に嫌な仕事を押し付けられたり、過剰な期待でプレッシャーをかけられたりとストレスの連続だ。

 

「つらい」

「しんどい」

「だるい」

「かなしい」

「いやだ」

などの負の感情で押しつぶされそうになれば、近くの「心療内科」や「産業医」に相談してみよう。

 

 

その際には、はっきりと辛いので休みたいと申し出たほうがよい。特に「胃が痛いくなる」「自然に涙が出る」「胸が苦しい」「眠れない」「食欲がない」などの具体的な症状が出ている場合は危険なのですぐに相談することを勧める。

 

自己判断では「傷病手当金」は支給されない。

必ず専門医の判断が必要であることを理解すること。

基本的に私たちの本能である「食欲」「性欲」「睡眠欲」に関わることに不調をきたしていたら危険な信号だと、私たち素人でも理解しておいたほうがよい。

 

ポイント! ・4日以上連続で休む場合は適用となる。
・心に不調を感じたら「心療内科」「産業医」に相談する。
・休業の診断書がなければ「傷病手当金」は支給されないので注意。

 

 

傷病手当金の対象者】誰が利用できるの?

傷病手当金は、健康保険に加入している会社員本人がもらえるもの(健康保険でも被扶養者の方は対象外)。

基本社会保険加入者であるフルタイムの会社員なら利用できる。

加入期間が1年以上必要という部分は大事な要件かもしれない。

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出典 退職後も傷病手当金はもらえるの? - がんwith | 中外製薬

 

傷病手当金支給期間】どれぐらいの期間支払われるの?

 条件はあるが、最大1年6か月の間支払われる。

この期間を長いと思うか短いと思うかは個人の価値観だが、私としては十分な期間であると言える。

 

理解のある会社・上司がいれば良いが、中には無知な経営者が無理解な上司がいることも事実。そういった場合は、休職期間が終わって復職したときには「腫れもの」「厄介者」を扱いされるかもしれない。ひどい場合、暗黙の退職勧告をされるかもしれない。

 

こういったリスクを考えた場合には、休職期間に転職活動と副業を始めることは何ら不思議な行動ではなく、必須事項ともいえる。実際に私が勤めている会社は、心の病等で休職した人を「厄介者」「面倒なやつ」みたいなカテゴリで分類している空気がある。

 

1年6か月の期間でできること!
・ほとんどの病気の治療期間を満たしている。
・会社が劣悪な場合、この期間で転職活動もできる。
・無理解な会社の場合、この期間で新たなスキルアップもできる。
・自分で稼ぐ副業を始めることだってできる。

 

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出典 病気やケガで会社を休んだとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

 

 

【支出の把握】もしもに備える家計簿。休む準備をしよう。

月の支出を数字で確認することは大事だ。そのことで仕事を休まなくてはならない場合の正確な金額を把握することができる。

正確に支出を把握すれば、自ずとどれくらいの金額が月に出ていっているのかがわかる。そうなれば不足している金額がわかるし、もしかすると今でも休める財政状態かもしれない。

 

平時に休んだときのシミュレーションを!・現実の支出を把握して、必要な金額を把握しよう。
・傷病金手当だけで生活できるように支出を普段から見直そう。

生活防衛資金】ハラスメント上司に遭遇した際の準備。

中小企業も2022年4月以降に「パワハラ防止法」が施行されるが効果は限定的だと思われる。

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出典 パワーハラスメント対策等が事業主の義務となります!

 
だから労働者はパワハラ上司や経営者に遭遇したときの万が一を考えなくてはならない。
「うつに備える」という言い方は正しくないかもしれない。だが、あってしまう可能性は誰にでもある。運が悪くパワハラ上司に遭遇するかもしれない、入社した会社がブラックで労働環境が悪く、長時間労働を毎日させられるかもしれない。
特に人を攻撃するパワハラ上司というのはどれほど会社が気をつけても、個人が注意しても一定数は存在する。

 

実際にSNSの普及やパワハラについての世間の認知が高まり、ハラスメントに関する問題への関心も高まってはいるが問題は以前減ってはいない。

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出典 NO パワハラ なくそう、職場のパワーハラスメント | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン

 

これについては個人の性格に依存していることも大きいので、企業努力だけでは防ぐことはできないと思う。

異動のある会社は急にハラスメント上司と遭遇する可能性がある。

人生はどうなるかわからない。
だから、万が一のことに「備える」というの考え方は生命保険と同じと私は思う。

そのためには、傷病金手当だけでは足らない分の補填金を生活防衛資金として平時から準備しておくことも重要だと思う。傷病金手当がおおむね給与の3分の2ぐらいなので、そこから足らず分を貯金で補うような考えだ。

独身の人や実家暮らしの人は、もしかすると傷病金手当で生活できるかもしれないが、子どもがいる家庭の場合はなかなか難しいと思う。(共働きの世帯はいけるかもしれないが。)

そういった理由から、ある程度の貯金というのは必要だと私は思う。

 

【うつ・心の病は脳の病気】無理解な上司・同僚は放置すべし。

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「うつ」は病気だ。うつになったら何らかの治療が必要だと思う。私は医者ではないが気合いや、根性でうつが良くなることはない。
というか「うつ」や「心の病気」を馬鹿にしたり無理解な態度をとるということは、全国の精神科医やそれに携わる医療関係従事者を認めないということになる。
心の病に対して理解がないというのは、自分の無知をさらけ出しているとうことに他ならない。


それに自分が理解ができなかったり、意見が違うことに対して受け入れることを拒む人も一定数は存在する。だから、あまり気にしないことも大事だと最近では思う。

私が実際に精神科医に言われて救われた言葉。 ・うつは誰にでも起こりうること。
・交通事故と同じ。(生きている限りなる可能性はある)
・明日は我が身だと誰もが認識すべき。

 

【心の病への理解】あなたはインフルエンザや病気にになった人を責めるの?

あなたはインフルエンザにかかった人、高熱を出した人を責めますか?

多分ほとんどの人は責めない。ましてや「甘えている」「気合いが入っていない」などと言う人はいないはずだ。(いないと信じたいが・・・もしかするといるかもしれない・・・)

「うつ」や精神的な病気も同様であり、病気である。だから気合いや根性などの精神論で回避できるものでもないし、何らかの予防策を完全に実行したとしても、完璧に防げることもない。

風邪でもそうだ。手洗い、うがい、早寝早起き、規則正しい生活をしていても風邪になるときはなる。それと全く同じだ。

「うつ」になるときはなる。
だから、なったらからといって何ら責められることもないし、自分を責める必要もない。私も、あなたも悪くない。風邪になったときに誰かを責めることなどない。

「うつ」になってしまうのは別に私たちが悪いわけではない。私は別に医師でもないが、そのように思っている。心が傷ついたり、疲れることは人として当たり前だし、弱いわけでも甘えているわけでもない。

心を持った人として当たり前のことだと思っている。まあわかってはいるが、それを周囲に理解してもらえないのが辛いということもあるが。

病なので完全に予防することはできない! ・インフルエンザ・風邪を徹底的の予防したところで、完全に予防できない。
 心の病も同じだ。無理解な人は「無知」だと思い諦めよう。



【焦りは禁物】専門の医師の指導のもと「うつ」「心の病」はなおすこと。

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うつは病気だ。
だからなってしまったのなら正しい方法で治療するしかない。
正しい方法といのは専門の医師の指示に従いながら自分にあった方法を選択することだ。

間違っても、会社の上司や同僚などのアドバイスに従ってはならない。
理由は明確だ。専門的な知識・経験がないものが適切な指導なんて出来るはずもない。

これがスポーツならば、ほとんどの人が経験者や専門のコーチの話を聞くだろう。(野球の経験者やコーチにサッカーのことなど聞かないはずだ。)だが、「うつ」など精神的な疾患に関しては何故か全く経験もないし、共感もできないような人たちがアドバイスしたりする。

私が勤めている会社の経営陣はこんな発言を平然とする。(当然、医者でも看護士でも医療関係者ですらない)

 

◆昭和上司の暴言◆
・「甘えているからなる」
・「責任感がなく。忍耐力がない。」
・「時間がある人。暇な人がなる。」
・「オレにはうつになるような暇がない。余裕がない」
・「逃げている。」
・「さぼりたいだけだ」

このような失礼極まりない発言をする人が一定数いる。何とも医学というものを冒涜するような内容だ。精神病をバカにしているのかと感じることさえある。無知は罪である。というが、本当にその通りだと思う。

 

私たち素人が何を考えようと「うつ」は病気だ。したがって、なってしまったら完治するまで治療するしかない。インフルエンザや風邪と同じで安静にするしかない。間違っても「気合い」や「根性」などで治そうなどと考えてはならない。

 

医者が「気合い」や「根性」で治せ!というならば考える余地があるが、素人が言うのは無責任であり身勝手である。
それに「うつ」の治療期間は平均的に見た場合6か月程度という医者もいるし、データもある。風邪や熱で3日~1週間休んで復帰するという病気とは訳が違うのだ。

 

「うつ」という脳(心)の病気とはそういった類のものだと理解しなくてはならない。
それが納得できないのであれば、精神科医の試験を受け、専門的な勉強を受けた末に異議を唱えれば良いだけだ。何の訓練も受けていない一般の人(私を含め)が安易に踏み込んでいける領域ではないのだ。

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出典 うつ病とは - 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬

 

「うつ」などの心の病の治療には時間がかかる。! ・心に不調を感じたら、心の病、うつになったら休もう。専門の医師の診察・指導に従い治療しよう。素人のアドバイスなんて聞く必要もないし、あなたや私がその意見に左右されることもない。
それに心の病というのは2~3日安静にすれば回復するような類のものではないことも理解すること。

【我慢、忍耐にご注意】仕事が辛い、苦しいと感じるのは問題。

適正な労働は苦行ではない。むしろ運動にもなるし人生を充実させる。

適切・適正な労働は苦行ではない。むしろ、適度な労働は良い運動にもなるし、一日の良いサイクルをつくるのにも良いことも多い。

ではなぜ苦行になるのか?というと、やはり過度な労働が苦行を生むのだ。私たち人の身体は長時間労働に耐えるようには出来ていない。1日に12時間も働いていると心身共に疲弊してくる。これは事実だ。

適度な労働は本来それほど苦しいものではないのだ。
人との関わりもあり、社会に貢献できて、お金ももらえる。それに専門的なスキルも身につけれられるかもしれない。なので労働というのは、良い側面もたくさんある。

ただ、それを全て打ち消し、マイナスで覆い尽くすほどの爆弾(長時間労働)が労働の中に存在しているということも事実。


【休みたいと思うことが異常】そう思うことは悪いことじゃない。

働いていて苦しいということは異常なことだと認識すべきだと思う。そもそも自分が選んだ職種が苦しいと感じるのは余程何かあるのだ。しかも、私の経験であるが、それが業務内容ではなく人間関係から発生していることがほとんどだと思われる。

特に私がブラックな上司の言葉で納得できないことが
・「仕事は辛いものだ!」
・「仕事は大変だし。苦しいものだ!」
・「歯を食いしばり、踏ん張ることで成長できる。」

果てして、そうだろうか。実際私が働いて「苦しい」「辛い」と感じるのは、業務の内容よりも、こういった変なルールをつくっている上司だ。業務内容がそれほどまでに「苦しい」ケースは稀ではないだろうか。(基本的には働く前に、大体の予測はしてから入社するはずだから。)
そんな上司がいるから、その圧力に屈して早出残業やサービス残業を余儀なくされる。

bairunn060012.hatenablog.com

全ての働いている人がそうではないのかもしれないが、恐らく働いていて「苦しい」「辛い」「やめたい」などと感じるのは、業務内容というよりも、その会社(経営者、上司)の仕事への姿勢ではないだろうか。私はそう思う。

仕事で苦しいと感じたら異常なことだ。
もしかすると、何らかの行動を起こすシグナルなのかもしれない。休む方が賢明な場合もあると思う。

仕事が辛いことが問題! ・仕事への姿勢で「我慢大会」や「忍耐への美徳」が仕事の空気になっていないか。
・仕事をしていて辛い、しんどい、苦しい。体調不良を起こすなどがあれば危険信号であることを認識すべき。

健康被害のリスク】働きすぎ・長時間労働は健康を害する。

働きすぎれば体調を崩し医療費も増える。
長時間労働は日々を忙しくしすぎて、将来を後回しにしてしまう。やらなければならないことを後回しにしてしまう言い訳の材料にもなる。

だから、働きすぎるといつまで経っても私たちは貧乏なままだ。

長時間労働健康被害】はデータで証明されている。

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過剰な労働は心も身体も蝕む。
これは、きちんとしたデータによって証明されている。だから長時間労働で身体がしんどかったり、精神的に追いつめることは何ら不思議なことじゃない。
辛くて当たり前である。

運動と同じで、過度に行えば健康を害するし、身体を壊すことに繋がる。当然スポーツと同じで一度故障すると、今後も故障しやすくなる。それはケガや故障した人なら納得できると思う。

長時間労働は「百害あって一利なし」だ。
まあ、自営業などで働くことが生き甲斐である人は、良いだろうが基本的にサラリーマンは、お金などの事情がなければ長時間労働はイヤだと思う。

私は残業代が支給されてもイヤである。
長時間労働で身体にダメージを感じたら、甘えでも何でもないので、きっちり休むようにしよう。それか何らかの措置をとってくれる会社ならば、労働時間の是正などをお願いしてみよう。

体調管理は社会人の勤めなのか?


「体調管理も仕事のうちだ!」
「体調不良は気が緩んでいる証拠だ!」
「気合いがあれば風邪などひかん!」

本当にそうだろうか??
そもそも、体調や健康状態は自分でコントロールできるものではない。どれほど睡眠や食事に気を遣ったとしても、風邪になる時はなるし、病気になる時はなる。それに本当に自分で体調や健康状態をコントロール出来るのなら病気で亡くなる人なんて、ほとんどいなくなる。でも、現状では寿命で亡くなる人よりも何らかの病気になって亡くなる人がほとんどだ。

 

したがって、もっともらしく何だか正しいように聞こえる「体調管理は仕事の内」とか「社会人は健康管理せよ!」というのは無茶であり「理不尽」な要求としかいえない。

体調の管理など、できるはずもない。
風邪をひくときはひくし、熱や嘔吐も気合いでどうにかなることもない。
当然精神的な病も同様だ。

「体調管理も仕事の内は!」暴言であり、まやかしである。
体調など自分の意思で完全にコントロールできないからだ。

記事のポイント長時間労働健康被害のリスクがある事実を理解する。
・体調管理を完全に自分で管理するのは不可能である。
・病気や、気分の浮き沈みをコントロールすることはできない。

 

社会保険の仕組み】日本の社会保障は世界最強だ。

 

社会保険は本当に手厚い。そこいらの民間の保険などよりも幅広い保障がある。

私を含めそういった制度への理解をもっと深めるべきだと思う。そうすれば、いざ休むときの備えにもなるし、実際に劣悪な環境やハラスメントに合っている時でも逃げ道をつくることができる。実感はあると思うが、辛い現実にぶち当たった時に、逃げ道があるのと、何も選択肢がなく行き止まりであるのとでは、心に与えるダメージも全く違ったことになる。

平時のときから選択肢を増やしておこう。

◆抑えておきたい社会保険の中身◆
傷病手当金
障害年金
・高額療養費
・遺族年金

上記4点は抑えておきたいポイントだ。

他にもたくさん手厚い保障があるので、毎日少しづつで良いので制度を理解することで自分を守る多きな力になる。

社会保険の理解を深めよう。社会保険の内容を理解することで、どれほどの手厚い保障に守られているかを会社員は知る事になる。
・民間の保険とは比較にならないほどの幅広い保障も見逃せない部分だ。

【素人(私)の休む基準】おかしいなと感じたらすぐに専門の医師に相談せよ

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私は医者ではないの、専門的なアドバイスとは断言できない。だから、私を含めそこを自覚してほしい。
私たちは心の病に対して適切な知識もないし、経験もない。だから自分で判断するのではなく、異変を感じたら専門の医師に相談するのだ。


おおむね経験から書く。これらは大きなストレスを継続して受けていると下記のようになる。(私はだが)

 

◆このシグナルを見逃すな!◆
・食欲不振、不調(食べる気になれない。食べ過ぎる)
睡眠障害(眠れない。)
・人との関係がいや(おっくう、面倒、イライラする)
・情緒が不安定。(だるい、悲しい、切ない、イライラする。怒りを感じる)
・身体がだるい。

気をつけないといけないことが、上記の症状は一部であり、どの症状がは初期にあらわれるかは人それぞれだ。(専門の医師の意見)
うつの症状の例として「九つのうつエピソード」というものがあるが、それも症状が進行して重症化してくると、おおむねエピソードに挙げられる症状が複数でてくるということなので、絶対にこの症状だと断言できるわけではない。
つまり精神疾患・心の病というのは複雑なので素人の診断は危険だ。

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出典 うつ病エピソードチェック表|一般社団法人 日本健康倶楽部

 

これらの症状が出たら私は休むサインだと思っている。
ただ、これらのサインが出たら即時会社は休職するというわけではなく、何らかの対処をするということだ。

◆応急処置◆
・とりあえず寝る、休む。
・会社を体調不良で休む。
・業務量を減らす。(減らせる人のみ)
・何もしない。(趣味、習慣などを中断)
・とにかく愚痴る。

などなどで様子をみてみるようにする。私が一番効果を感じるのは「全ての習慣、趣味なども中断して、とにかく寝る、休む」ことだ。そのことによって、ある程度の時間で気持ちの沈みが復活することもある。

それでも、どうにもならない。
とにかく仕事が辛い。
だるい、めんどい、いやだ。
という思いがあふれてくるようなら、一度休職することを考えてみると良い。
心療内科に受診して、症状を伝えて、休職させてほしい旨を伝えることだ。
それでももし「甘えだよ」なんて発言する医師がいたら、すぐに病院を変えよう。

いないと思うが・・・

【会社の休職制度】具体的な利用について。

会社の上長に心療内科等に行く旨を伝えて受診すれば良いと思う。急に会社を休むという診断書を持って行くのも良いが、事前に上長や総務などの部署に申し出ておいたほうが親切だと思う。

理由が、パワハラやセクハラのような場合は突然で良いが、特に大きな理由がないのであれば順序立ててしたほうが良いと思う。(長時間労働などが原因などであれば復帰後には、激務でない部署への転属などを打診してもらえるかもしれない。)

会社に伝えた後は、正直な身体の状態を包み隠さずに心療内科の医師に伝えよう。

◆医師に正直に心の内を伝えよう。◆
・「こんなこと言ったら甘えていると思われるかも」
・「仕事をなめている」
・「我慢のないやつだ」
・「おまえが悪い!」
・「逃げたいだけだろ!」
・「心が弱いからだろうか」

 

こんなことを思っている人は、会社に洗脳されていると思った方が良い。
苦しい、辛いと感じているのは紛れもなく、自分自身なのだ、その気持ちを自分以外の人に意見されることなどない。

 

したがって、素直に正直に苦しい、辛い気持ちを医師に話すことにしよう。
私は眠れないこと、辛いこと、悲しいことを素直に話した。

知人は家に帰ると塞ぎこんでしまい、何もかもがどうでもよくなることを話した。

その結果「うつ」の診断をもらった。その診断書を会社に提出して、最初は持っている有給休暇を使用して、なくなり次第、傷病金手当に移行した


私は医師ではないが、私なりの基準では、周囲の人から・・・
「あなた最近ちょっと元気ないよ」
「ちょっと心病んでいる」
「大丈夫??」
などと言われるようになったら手遅れだと思う。
自分が辛いと感じている内は良いが、周囲がわかるほど行動にもでているようならば深刻だと思う。


全国の私のように、結婚して妻がいて子どもがいるパパにはこういった「休む選択肢」もあることを伝えたい。
「働くか」「やめるか」のニ択ではなく、その間の「休む」というのも検討してほしい。実際に制度を利用しなくても選択肢があるという事実が心の支えになること言うまでもない。

私やあなたが休んでも急に収入が0になることはない。大切な妻や子どもたちを路頭に迷わせることはないのだ。私たち一家の大黒柱であり、パパでもあるものが精神崩壊をしてしまっては、家族も幸せになれない。だから時には休む勇気も必要だと思う。

辛くて、辛くて、泣きそうなら休むことを選択すべきだ。休んでも大切な家族を守ることができるということを全国の私を含めたパパさんに伝えたい。

結論! ・自分で辛い・苦しいと感じている内に休もう。そのシグナルを放置して、周囲から心配されるようになったら私の基準では遅いと思う。大切な家族を守るために時に休む勇気も必要だと思う。
・「働くか」「やめるか」の二択ではなく「休む」という選択もあることを理解してもらいたい。