日本株投資歴15年の会社員パパがインデックスETF MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)に惚れ込んだ理由。
底辺社畜は資産運用でしか生き残れないとしみじみと思う。
今後日本の中小企業は、軒並み売り上げが減少して我々社畜に大きな打撃を与えるだろう。
(給与が伸びない・・・)
経済的に余裕を持てるのは、一部のグローバル大企業ぐらいだろう。(海外の売上比率が5割以上で年々伸びている企業等)
そんな企業に就職できる人はエリートである。
その企業も今後30年40年繁栄を続ける保証もない。
今日はそんな底辺社畜の資産運用の話。
・MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)は世界の3000銘柄に投資すること
ができる。
・ETFならばカントリーリスクも分散できるし、個別株のリスクも限りなく減る。
・少額で購入することが可能。(1万程度で購入できる。投資信託なら100円からでも購入可)
- ①MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)の基本情報
- ②日本の個別株からMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)に変えた理由。
- ③【インデックス投資】投資信託かETFかどちらが良いのか。
- ④【安全第一】安全を優先するための個別株の卒業。
- ⑤今後日本株を購入することはあるのか?
①MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)の基本情報
私が特にMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)を推している理由。
1.信託報酬・手数料がとにかく安い。
日々の純資産総額に対して、年率0.0858%(税抜 年率0.078%)
ファンドの場合隠れコストなるものが存在するので0.178%ぐらいが実際の年間のコストになる。
これは破格だと私は思う。
面倒な管理を全て行ってくれてこの料金はリーズナブルと断言できる。
それにETFのため、リアルタイムで売買出来ること、国内市場で取引されているのでドルに換金して売買しないで良いのもメリットだ。私が利用している楽天証券の場合、定額コースだと1日100万円までなら手数料無料だ。
手数料に関してもMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)だと楽天証券やSBI証券だと購入手数料も無料だ。(100万円以下)
投資の世界はまずはこういった信託報酬や手数料が低いことが重要になる。これらに払う金額が多ければ多いほど私たちの投資は失敗に近づいていく。
そういった心配はない。
今後は米国株にも、手数料の無料化が広がることを密かに期待している。
2.外国税額控除(二重課税調整措置)
簡単に説明すると、従来だと日本株以外で得た配当金には30%程度の税金が課せられていた。
それが外国税額控除(二重課税調整措置)によって日本株と同様に20%で許されるようになったのだ。(銘柄は指定されているが)
当然、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)は外国税額控除に指定されている。
これも私がとても気に入っている理由とも言える。
3.【世界に投資】投資対象の広さに刮目せよ。
米国市場が50%以上とはいえ、世界に投資できるということは個人投資家にとっては夢のような商品だ。
出典 2558:MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 2559:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | 東証マネ部!
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)を購入すれば上記の国に投資できるのだから、私たちが想像しているよりもすごい商品だということだ。
個別銘柄でセクター分散や、銘柄数を増やす分散、財務状況を見ての分散などとはスケールがまるで違う。
国自体に分散するのであるから、その分散の効果というものも最強・最大だといっても過言ではないと私は思っている。
ただ、最近は株の暴落は国ごとではなく、割と世界全体で大暴落することがわかっているので、リスク分散にはならないと言われていることも確かではあるが。
4.MSCI ACWI指数連動、銘柄数はどれぐらい?
おおむね世界の2500程度銘柄に時価総額加重平均。
各国市場の時価総額上位約85%をカバーする広範なインデックス。
痺れる分散性だと思わないか?
私は感動で痺れている。
大事なことなので繰り返す、2559のETFを購入するだけで2500程度の世界中の銘柄に分散投資できるのだ素晴らしいとしか言い様がない。
MSCI ACWIは先進国23カ国及び新興国23カ国の大型株と中型株で構成されています*。 2,480銘柄で構成され、グローバルでの投資機会の約85%をカバーする指数です。
引用 MSCI
5.年間リターン推移のスゴさに驚嘆せよ。
それだけ分散をしているとリターンも低くなるんじゃないの?
という質問や意見を日々頂戴する。
だが、安心してほしい。確かに近年の米国最強のリターンと比較すると勝負にならないが、決して私たち個人投資家を貧乏なまま放置したりはしない。
出典 投信レポート Vol.7 今から1000万円を準備するために、今日からはじめる資産運用|ファンドアナリストレポート|投資信託|商品・サービス|株のことならネット証券会社【auカブコム】
年率6.4%あるのなら満足できる結果が期待できる。
確かに最近人気の米国株のリターンと比較すると劣るが、資産運用の世界は他社との競争ではない。自分が満足できる資産を得ることが出来ればよい。
6.もし100万円を2010年~2020年投資していたら?
上記の表の年率6.4%で2010年に100万円投資したら10年後にはいくらになるかを計算してみる。
10年後にはおおよそ180万円程度になる。
これは十分なリターンと言える。
銀行に預けていてもこんな金額にはならない。
これが多いと感じるか。
少ないと感じるかは個人の価値観だ。
ただ、この数字に異論がある人はインデックス投資は諦めて、個別銘柄の投資に切り替えたほうが賢明かもしれない。
年率10%以上を目指すとなると10倍株などを狙っていく必要が出てくる。
昨今大人気の米国株でも長期的に年率10%を叩き出すのは難しいと思われる。
これに関しては私の専門外なので論ずるのはやめておく。
②日本の個別株からMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)に変えた理由。
私が購入しているのがMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)ということだけなので、別に全世界株であれば特にこだわりはない。
投資信託でも問題はない。
ちなみに積立NISAではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入している。
下記は私が個別株投資に限界を感じたことを書いている。
話を戻そう。
日本株から世界株に変更した理由を書いていく。
ちなみにETFや投資信託は少額からでも投資できる。資金が少額な個人投資家の味方だ。
下記は全世界株のチャートと日経平均のチャート。
出典 2558:MAXIS米国株式(S&P500)上場投信 2559:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | 東証マネ部!
青色の線が全世界のチャートだ、灰色の日本株のチャートと比較した際の差は歴然だ。
赤色のS&P500のリターンが最も高いのは、近年の米国最強説を裏付ける結果だ。
ただ、このチャートを見る限り日本全体を購入するメリットは見当たらない。それなら全世界株を購入して間接的に日本株を購入することを私は選ぶ。
1.【経済の動向】今後も世界経済は成長すると思うから。
人口についての世界と日本の推移、予測を確認してみよう。
10年毎の推移がグラフになっているが、ご覧の通り右肩下がりに人口が減っている。そうなれば経済も縮小することは間違いない。人口だけが経済の全てではないが大きな役割を担っていることは事実だ。
したがって、日本にとって人口の減少は経済にとってマイナスに働くと思っている。
世界の人口に関してはご覧の通り2100年までは緩やかであるが右肩上がりだ。理由としてはそれだけでも、日本のインデックスETFよりも、全世界株のETFを選ぶ理由になると思う。
私の意見だが日本の経済の先行きは暗いが、世界の経済は今後も成長すると思っている。それは人口の推移をみると明白だ。
世界全体で考えると、今後も資本主義社会の繁栄はあると思うから。
今後も世界全体でみると経済は成長していき、インフレの傾向は変わらないと思うから。
これが主な理由。
チャートを見て分かるとおり全世界株式のETFは長期的に見たら右肩上がりである。(残念ながら日経平均は違う。)
2.【MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)】は国の経済の繁栄に合わせて自動的に株を売買してくれる。
経済が成長していくという前提で物事を考えるとMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)を購入し続けていけば報われる。
それに、先進国、新興国などで著しく成長した国があれば、自動的にポートフォリオへの比率が高まり調子の良い国は比率が増え、弱ってきた国の比率は減らすよう組み替えをプロが行ってくれる。
放置していても、経済の成長に合わせ、リバランスされるのだからベストではないがベターである。
弱点としては、最高のリターンを得られる年を今後諦めることになるということ。
なぜなら、全世界株を購入するということは、リターンの高い国の株から低い国の株まで丸ごと購入することになるからだ。
だからといって全世界の株のリターンが劣っているからというとそうでもない。
したがって現在のように米国株最強でも、私は全世界株ETFを選ぶ。
これに関しては個人の性格に合わせた投資だと思う。全世界株式を選んだとしても、米国株は60%程度含まれているからだ。
ただ、今現在は米国株の比率が多いだけで、10年後には中国やインドが大きな経済発展をしているかもしれない。
つまり10年後20年後に今と同じように米国株が最強とは限らないからだ。
こればっかりは、誰もわからない。
3.【インデックスETFの魅力】個別株リスクを抑えられる。
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)だと全世界の株を3000銘柄程度分散投資できる。
1つのETFでこれだけ広い分散ができることを考れば、個別株の倒産リスクを限りなく抑えれる。
そういった私の保守的な理由からETFを選んでいる。
確かに個別株は当たれば、ETFでのリターンを遙かに超える。
1年で資産が2倍~3倍になることも夢ではない。
ただ、そこにはリスクがついてくる。
そのかわり、株価が0になったり、ETFが50%下落するような場合、個別株は90%下落するかもしれない。
そういったギャンブル的な要素を個別株は内包している。
ETFの場合には、そういったリスクを極限まで減らしてくれる効果がある。
リスクとリターンは表裏一体なので、結局個別株などでリターンを追い求めると、失敗したときのリスク(損失)が大きくなる。
これに関しては堅実に資産運用を目指している人にとっては無用なリスクだと私は思っている。それに個別株の場合には常に勉強を続けないといけない。インデックス投資の場合には、一切勉強も必要ない、ただ買い続けるだけだ。
MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)だと保有している会社の業績が悪くなれば、機械的に持ち株は減らすし、場合によって保有からも外れるので、損失も限定的である。
よくありがちな私たち個人投資家が損切りできずに、塩漬け株にしてしまう失敗も防いでくれる
わたしも過去にたくさんの塩漬け株を経験しているが、保有している会社の先行きが明るいのか、暗いのかを正確に判断することはできないのだ。
だから、保有していても気が気でないのが正直な感想だ。
その点、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)なら自動的に組み替えを行ってくれるので安心だ。例え寝ていても常に新陳代謝を繰り返している。
4.【米国株のインデックスETF最強説】私が選んでいない理由。
結論から言えば米国株のインデックスでも良いというのが私の気持ちだ。
ただ、「米国一択パック」か「米国が大半、その他いろいろパック」のどちらかを選ぶかとい選択のなかで私はMAXIS 全世界株式を選んだ。
リターンを下げてでも安定を選んだということだ。
ここ10年でみると米国株のリターンが圧倒的だ。
・投資の世界、人生に「絶対」はない。
しかし、それが未来永劫続くとは限らない。
そういった理由から私は全世界を選択した、将来米国の経済が衰退しても投資継続に迷うことがないようにしたわけだ。
最近の傾向からすると米国株投資こそが王道であるし、リターンも高いのは疑う余地もない。
それに米国の先行きに特に懸念されるような問題はない。
きっと今後も強く有り続けるような気もする。
したがって、私がMAXIS 全世界株式に投資する理由は、万が一に米国が失墜することになったときの保険として選択したということだ。
人生にも、投資の世界にも絶対はない。
私のスタイルは常に慎重に、慎重すぎることを信条にしている。
隠れ米国株心酔投資家とい言われても否定することはできないということも事実だ。
米国株が最強であるという意見に異論はない。
米国株のインデックス投資を選んでいないというより、基本は米国株投資だが、他の国に対しても期待している商品を購入しているというイメージだ。
投資初心者や考えるのが面倒な投資家には是非おすすめしたいと思う。
ベストではないが、常にベターな選択をしてくれる。
それに投資の世界での「ベターな選択」というのは、ベターな結果、成績ではなく、個人投資家を満足させるベストな結果、成績を与えてくれると確信している。
様々な意見として、全世界株投資というのは、米国株インデックス投資の劣化版という意見もあるし、万が一米国以外の国が急速に繁栄・成長を遂げたとしても、その国で米国が提供するサービス「GAFAM」などの製品をつかうようになれば結局米国は発展するという意見もある。
実にその通りだと思う。
特に反論する余地も見当たらない。
したがって、ここから先は個人の好みで決めていいと思う。
その中で、私は米国の最強よりも世界の不確実性に賭けたというような感じなのかもしれない。
まあ、正解は誰にもわからないので今の時点で議論をしても仕方ないことも確かだ。
③【インデックス投資】投資信託かETFかどちらが良いのか。
よくある質問で投資信託とETFのどちらが良いですか?というのがあるが、基本どちらでも良いと思う。
1.投資する中身が同じならばリターンは基本同じ。
投資信託でもETFでも中身が同じならリターンもほとんど変わらないので好みで良いと思う。(大事なのは何に投資するかということだ。)
2.私が思う投資信託のメリット。
・自動積立ができるので放置していてもOK
一部ETFでもできるが選択肢は限られる。
・積立NISAの選択肢が増える。
・短期売買には向かないので株価で一喜一憂せずにすむ。
3.私が思うETFのメリット。
・リアルタイムで短期売買ができる。
・米国市場でも売買できるの選択肢が豊富。
・今後商品が拡大していき選択肢が増えるかもしれない。
4.【投資信託、ETF投資】大暴落を待つことのデメリット。
投資をしていてよく思うのが暴落時だけ仕込むことができれば驚異的なリターンを維持して、加えて資金の安全も確保できる。
一見すれば画期的で合理的な方法だと思える。だがこの方法には落とし穴が存在する。
・大暴落というのは後にならないと底がわからない。
・暴落が10年後にきたとしたら10年の間、資産は眠ることになる。
月並みな意見かもしれないが、古くから言われる一定額を積み立てていく「ドルコスト平均法」が私たちのような素人の一般投資家には最も有効なのだと思う。
出典 積み立て最大のメリット「ドルコスト平均法」とは?積み立てと一括購入で成績がどう変わるかを検証し、投資初心者に「積み立て」をおすすめする理由を紹介|投資信託おすすめ比較[2021年]|ザイ・オンライン
ご覧の通り、積み立てていくと何も考えずに平均金額で購入を続けることができる。
積立NISAはまさにこの方法で購入していくもの、私はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を指定して購入している。
④【安全第一】安全を優先するための個別株の卒業。
個別銘柄にはどうしても倒産のリスクがある。
いくら、注意深く観察しても避けられない。
実際自身が勤めている会社の状態も正確にはわからないというのが実状だろう。
わかったとしても伸びているのか、横ばいなのか、落ちているのかというざっくりとしたものだと思う。
すると、個別株の安全性というのも揺らいでくる。
決算書を読み解いたところで個別株の安定性はわからない。
だから私は、リターンを落としてでも個別株を卒業することを選んでいる。
購入したとしてもポートフォリオの全体の5%未満などと限定的だろうと思っている。
安全を最優先させたいがための方法である。
安全だけを考えると投資をしないという選択もあるのではないか?という意見もあるだろうが私は投資をしないリスクの方が大きいと考えている。
⑤今後日本株を購入することはあるのか?
基本的にはない。
限定的にグローバルな銘柄を購入することはあるとは思う。だが、生粋の日本企業を購入することはない予定。
三菱商事、伊藤忠の配当利回りが4~5%ぐらいまで割安になれば購入を検討するかもしれないが、基本的には大きく購入することはないと思う。
まあ、海外売り上げ比率の高い会社が割安で転がっていれば買いは検討するつもりではあるが、現在の日経平均の株価水準(28000~30000円)ではそんな値頃感のある銘柄なぞない。
それに、最近では世界の株式市場は連動しているので、そこまで売り叩かれている状態ならば、主力の全世界株式のETFも割安になっていると思うので、そちらを全力買いすると思う。
う~ん
何にせよ日本株は何か流れが変わらない限りは積極的に購入することはないというのが結論である。
というか別に今は個別株には興味がないというのが正直な気持ちだ。
大暴落などがあって、お宝の株が市場に出回っている時には、ETFも軒並み割安になっているので、その辺りを買い増す方が楽だし後々でもお得だと思う。
ちょっと興味があるとしたら、米国株高配当ETFのSPYDかなと思っている。大暴落などで30ドル付近で仕込めれば現時点の配当金ベースで計算すると配当利回りが6%を超えることになる。
これはとてつもないお宝ETFだと思う。
米国のそれも一流企業の80社で構成されているのに関わらずこの利回りはよだれしかでない。(中身の会社が今にも潰れそうな会社なら何の価値もない)
まあ、そんな感じかなと思う。
補足 米国市場こそがお宝市場だと私は思っている。
今後の米国の人口予測の推移も明るい。
2100年まで人口が増え続けるという力強く、ポテンシャルを無限に秘めている国である。
米国あっぱれだと思う。
となると米国の個別株を物色していったほうが無難な選択だと私は思う。
今後経済が低迷するであろう日本に留まるよりも、ますます発展が期待される米国に踏み込んでいくことのほうが合理的な選択だと思う。
見よ!
この力強い米国株のチャートの強さを!!!
ストロングアメリカ!
アメリカ最強!
と叫ぶ人がいても別段おかしくないことがわかる。
したがって、個別株を購入するぐらいなら、米国の高配当株ETFのVYM、VIGを購入するほうが長い目でみた場合、値上がり益も配当金額もたくさんもらえると思う。
確かにMAXIS 全世界株式(オール・カントリー 2559)を私は推しているが、やはり今の趨勢は米国最強、米国一択という判断こそが妥当であり、賢明な選択ともいえる。
どこまでいってもわからないというのが正直な意見だ。
それでも私はポートフォリオの中核を全世界株で固めている。
私の心はどこまでいってもチキンハートなのだ。
常に慎重に、慎重すぎる行動が信条であり、保守的行動を心がける。