【米国株VS全世界株】投資家の究極の選択。結局どちらが正解なの??
昨今の株高や株人気により、米国株と全世界株のどちらが投資先には適しているかという事が、世間で騒がれている。
おいおい。
日本で住んでいるなら、日本株に投資するのが筋だろ!とい方がいれば下記の記事をご覧あれ
今回はこの投資家の究極の選択について私なりに「全世界株派」「米国株派」についての意見をまとめてみた。
ちなみに私は「全世界株派」だ。
- 【結論】好みで選んで良し!米国、全世界どちらもよし。
- 【米国推し派の意見】米国株こそ最強だ!
- 【全世界株推し派の意見】未来は誰にもわからない
- 【米国株VS全世界株】リターンとリスクの比較。
- 【米国株は万能ではない】過去のボックス相場。
- 【私は全世界株推し】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
【結論】好みで選んで良し!米国、全世界どちらもよし。
どちらを選んでも成功する。
満足できるリターンを得ることができる。
というのが事実だと思う。
まあ、ただそれで終わっていてはブログが成り立たないので深堀していく。
【米国株VS全世界株】リターンについて。
長期間の株価の推移を確認していく。
S&P500=米国株(500社)
ACWI=(世界の2500~3000銘柄)
ご覧の通り、両方とも美しい右肩上がりだ。まあ最近は米国のハイテク株の急成長もあり、米国株に軍配ば上がるが、米国と比較しなければ全世界株のリターンも決して低いものではない。
確かに、振り返ったときにどちらの投資先がよかったかという判断はできるが、現状ではどちらのリターンが良くなるかをわかる術はない。
まあ、先進国・新興国全てをミックスしている、詰め合わせの全世界株のリターンが無難になる傾向があるのは確かではあるが。
したがって、どちらも投資先としては優良だと言える。
【人口増加】米国も世界も増える予測。
世界と米国の人口増減予測についても確認してみる。
どちらも増えていくことがわかる。
未来は明るいと言える。
まあ、人口の増加と株価が直結するとは限らないが、人口の増加が経済にプラス要因であることを考えれば、マイナス材料ではないことがわかる。
集中投資は少し抵抗がある人は「全世界株」。
集中投資ということに抵抗がある。そんな人には「全世界株」を勧める。実際に私もそうだ。
いろいろ難しい理由を探せば見つかるが、選択の基準・感覚はシンプルで良いと思う。
そんな感じで選んでも影響がないほど「米国株」「全世界株」は互いに優れているものだ。
どちらを選んでも、満足のいく結果を得ることはできると私は考えている。
後は、大暴落が起きたときや何らかの経済不安時に、どちらの方が安心して保有できるかという部分だけだと思う。
ここの部分が私の中で「全世界株」のほうが様々な政治リスク、経済リスクを考えた際に優位にたったわけだ。どちらを選ぶかは感覚で選んで問題ないと思う。
・感覚・未来の不確実性を心配して選ぶなら全世界株。
そんな感じだと思う。
限りなくリスクを減らして、とにかく放置したいという人には、全世界株が適していると思う。
全世界株を選択するなら、30年~50年と放置していても何ら問題ないと思う。もしかすると50年後には中国がメインになっているかもしれない。(わからないが)
【米国推し派の意見】米国株こそ最強だ!
米国株派の意見について考えてみる。
・人口も増加を続けている。
・【GAFAM】革命企業はいつも米国から
・米国の一流企業はグローバルだ。(世界の成長を取り込める)
・新興国の余計なリスクは不要
・ETF・投資信託などでも良い商品がある。
米国株派の詳細
【全世界株推し派の意見】未来は誰にもわからない
全世界株派の意見について考えてみる。
ちなみに私は全世界株派だ。
・ベターなリターンを期待している。(万が一の米国株の失墜の保険)
・世界全体で考えると今後も成長する。
・「BRICs」などのトレンドを取り込める。(新興国トレンド)
・放ったらかしでも心配がない。成長に応じて国と会社をリバランスしてくれる。
全世界株派の主張に関しては、詳しく書くと長くなるので興味のある方は下記のリンクより。
【米国株VS全世界株】リターンとリスクの比較。
歴史を振り返ってリターンを確認してみる。
VT(全世界株)大・中・小株含む
VTI(米国株) 大・中・小株含む
「米国株VS全世界株」10年のリターンの比較
特にここ5年ぐらいの米国株のリターンは凄まじい。
驚異的な数字だといえる。
正直この米国株の数字は出来すぎているので、今後もこれほどの成長を遂げるとは期待しない方がよいと個人的には思う。(第二の「GAFAM」が出てくれば話は別だが)
通常の経済状態であれば、2008年~2016年ぐらいのチャートの差ぐらいだと思う。
だが、現実としては米国株のリターンが10年で見ても圧倒的なことは事実だ。
この現実をどのように捉えるかは、すべての投資家が抱える問題なのだと思う。
正直私はわからないというのが結論なので、全世界株投資を行っている。
【米国株VS全世界株】コロナショックを見てみよう。
コロナショックを見てみよう。
ご覧になればわかるとおり、米国株も全世界株も仲良く同じ動きをしている。
全世界株の大半が米国株が占めていることも大きく関係している。
したがって、全世界株を保有したからといって、暴落時のリスク分散にはならないという証明でもある。
全世界株とはいえ、大半は米国株が占めている。
ちなみに、全世界株とは詠っているが内容は、米国株が50%以上が含まれている。
組み入れい
なぜなら、国の比率に関しても「時価総額加重平均」を取り入れているからだ。
加重平均とは
たとえば、10年後に現在以上に米国が成長した場合には、米国株お比率は70%になっているかもしれない。
逆に、中国やインドが驚異的な成長を遂げた場合、米国の比率が40%になり、新興国が30%ぐらいの比率になっているかもしれない。未来は誰にもわからないが。
したがって、現状では全世界株を選んだとしても半分以上は米国株に投資することになる。
【米国株は万能ではない】過去のボックス相場。
最近は米国株のリターンがずば抜けているので、米国株投資こそが最高だという色が強いが、歴史を振り返ると米国だけが最強ではないことがわかる。
私たち、個人投資家はこれらの事実を適切に理解して、投資判断を決定する必要がある。
直近の成績・リターンばかりに目を奪われてはならない。それでは米国株のボックス相場について言及する。
米国株の暗黒のボックス相場(2000年~2010年の相場)
チャートをご覧になったらわかる通り、米国株にもボックス相場という暗黒の時代がある。
たとえば、2000~2010年付近のこの期間に米国株に集中投資していた場合のリターンは、新興国株に投資していた投資家と比較した場合悲惨な結果になる。
したがって、長い目で未来を考えたときには、こういった米国株のボックス相場に遭遇する可能性もあると考えた方がよい。
その場合でも、鉄壁の心で米国株を信じることができると経験・確信がある人のみが米国株に集中投資をすれば良いと思う。
この条件にした場合には、米国株集中投資を選択する人は少なくなるのではないかと思う。
それほど、下がり続けたり、動かない株価を見ているのは精神的にきついのだ。
世界の株価時価総額の推移について。
過去100年を振り返ってみると、常勝の国がないことがわかる。
ある期間を切り取ると強い国がわかるだけで常に勝ち続けている国はないのが事実だ。
当然、米国株も例外ではない。
たとえば、1900年代だと「UK(イギリス)」が最強だ。
1920年~1970年ぐらいだと「USA(アメリカ)」が強い。
1980年だと「JAP(日本)」が強い。
こんな感じで歴史を振り返れば期間によって、最適な投資先というのは変化している。
ただ、長い目で見ても米国株が強いということも事実ではある。やはり米国株の存在感というのは、歴史の振り返りでも強い。
【私は全世界株推し】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
私は全世界株ETF推しだ。
積立NISAではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ETFだと2559MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)
まあ、ちょっとしたスパイスにVYMかSPYDでも購入しようかと考えてはいるが、全体の10~20%程度かなと考えている。
VYM(米国株の財務健全性の高い高配当株400社)
SPYD「S&P500の中の高配当の上位60社に均等投資(1.25%)」
米国株が最強であることに異論はないが、私の性格上どうしても保険とか保障といったことを好む。
だからリターンを落としても安定性を選ぶ。
よりベターで無難な投資先を選ぶわけだ。
これは、やはり個人の性格が大きいと思う。
正直なところ米国株一択でも全世界株を選んでも、どちらも満足できるリターンを得られると思う。
したがって、どちらも正解だと私は考えている。
もし年率平均10%以上を望むのなら、インデックス投資はやめて、すぐに個別株投資を選択した方が良い。
大失敗する可能性もあるが、大成功する可能性もあるのが個別株の魅力だ。