働きたくねえ社畜パパの子育てと仕事の奮闘記!水面下でセミリタイアを目指す。

子育てと仕事を両立している働きたくない社畜パパです。社畜脱出を願いセミリタイアの実現にも取り組んでいくブログです。

【日経平均・日本株に否定的な理由】集中投資をするメリットがないと思う。

私は日本に感謝している。
それに良い国だと思う。

f:id:bairunn060012:20210818095955p:plain

◆記事のポイント◆
・日本に感謝しているのと、投資するのとは別の話。
GDP、人口を総合的に見ると日本の未来は輝いてはいない。
・株価は最後は、期待値「人気」で決まる。
・私を含めた多忙な会社員、育児中の主婦などの素人投資家は全世界株投資を行うことが無難な選択。
・米国が過去ずっと、最強だったわけではない。
・かつては私も日本株投資家だったので、経験することは大事。
 

 

 



だが、日本という国に集中投資するかと問われると、否定的な立場をとる。

今回は、日経平均インデックス投資日本株に対して否定的な理由を書いていく。

※投資に対して否定的なだけで、日本はとても良い国だということは強調しておく。

 

【過去のリターン】日経平均のチャートの不安要素

 

株を購入する醍醐味は、何といっても「キャピタルゲイン(値上がり益)」だ。


そこに関しても、日経平均のリターンは高いとは言えないし、安定しているとも言えない。その理由をかく。


過去の日経平均チャートの振り返り。

投資するにあたって、株価がどれだけ上昇しているかというのも重要になる。


なぜなら、株価が上昇しない限り投資家が儲かることはないからだ。(個別株の投資は別。)


日経平均の過去チャートを見てみよう。

 

f:id:bairunn060012:20210817233244p:plain

出典 日経平均の歴史と過去の出来事から見る株価の推移

 
上がったり、下がったりを繰り返しているので、いわゆるインデックス投資には向いていないことがわかる。

悲しい事実だが1989年の最高値を未だに超えることができていない。

 

 

比較対象として、米国の代表的な指数を見る。
S&P500のチャート

f:id:bairunn060012:20210817233638p:plain

出典 米国株(S&P500)長期推移(チャート・変動要因) / 30%以上の暴落は過去8回 - ファイナンシャルスター

 
美しい右肩上がりのチャートを描いている。
これこそが、典型的なインデックス投資対象の指数だ。

 

投資家として、どちらに投資したいかという質問すら必要のないほどの結果だと思う。


したがって、日経平均のチャートを見る限りでは、投資対象として評価・判断した時に、優れた指数ではないことが事実だ。

 

日経平均のチャート。 ・過去のチャートを見る限りでは投資適格とは言えない。
・代表的な米国の指数S&Pの指数が数段優れている。

日本のGDP推移

 

f:id:bairunn060012:20210817234353g:plain

GDP=国がどれだけ儲かったか。(簡単に説明すると)

 

米国や中国と比較したときに、日本の成長の弱さが浮き彫りになる。


この成長率を見たときに、積極的に投資しようという気にはならない。


どうせ投資するならばGDPの成長が著しい米国や中国の方を選ぶことが合理的ではないだろうか。

 

新興国ということ、共産党である中国の不安定さを考えると、やはり米国が第一候補に挙がるというのもわからなくはないと個人的にも思う。


株価はGDPの成長だけでは決まらないかもしれないが、GDPの成長なくして株価の長期的な上昇を望めないのも確かである。


したがって、GDP成長の観点から日本株を評価すると疑問の残る結果となる。

 

ポイント! GDPの成長・推移を見る限り日本に投資するよりも米国と中国に投資するほうが妥当に思える。

  

日本の人口の推移と今後の予測

 

日本の人口の推移と予測について確認してみる。

f:id:bairunn060012:20210818100433g:plain


ご覧の通り、人口は緩やかな右肩下がりであることは間違いない。

2010年から5年ごとに確実に人口が減少しているのがわかる。


つまり、国内での経済の成長を期待することはできないということだ。


したがって、日本の今後の経済成長の見通しは明るくはないということはわかる。

何か革命的なことが起こらない限りは経済は鈍化するということ。

 

日本を集中投資するメリットがみつからない。

経済の成長、人口の増加率、革新的な企業の誕生予測など総合的に見ても、日本株への集中投資のメリットは見あたらない。


日本を完全に除外する必要もないが、集中投資をする理由を探すのはやはり困難だ。ならば、全世界株投資を通じて、部分的に投資するだけで事足りると思う。


日本はとても住みやすくて良い国であることは理解している。だが、革新的なテクノロジーが誕生するとは国民としても考えがたいというのも事実だ。

 

【為替リスク】日本株肯定派の意見について


米国に限らず、外国の株に投資する際には、為替リスクがついてくる。


日本株肯定派の方は、為替リスクを嫌う人も多い。日本にだけ投資していれば、為替のリスクもないと言えば、そんな気もしてくる。


しかし、日本株に投資していても為替リスクは避けることはできない。その理由についても書いていく。

 

日本の大企業はグローバルで活躍している。

 

円で購入できる日本の株が安全だ。
米国株や他国の株には為替リスクがあり危険だ。


そう聞くと納得のいく意見のような気がする。
ただ、視点を変えて考えたときにリスク軽減になっていないことに気づく。


理由は、日経225などに採用されている成長企業は基本的にグローバルな活躍をしている。(海外売上比率が50%超えの企業も珍しくない。)


たとえば、米国や他の国の経済が鈍化した場合や円高・円安どちらに振れても、日本を代表する様々な企業・業種は売り上げ低下と為替差益で利益に大ダメージを受ける。(業種別で円安・円高での影響は違うが)


当然、そうなると企業の業績が悪くなるので、株価にも大きな影響を受ける。


したがって、株に投資する限りは例え日本株投資であっても為替リスクに晒されるということになる。


本当にリスクを避けるためには、現預金で保有するしかないのが現実だと思う。


日本も世界の経済の流れの中で動いている。
だから、経済の中に身を置くのであれば世界経済の影響を大きく受けると思った方が賢明だ。

 

ポイント! ・日本の企業もグローバルのため、為替リスクはある。
・世界経済が鈍化したら、日本も無傷ではすまない。

日経平均の行く末】ばら色の未来には見えない

 

日経平均の未来予想図はどうかと問われると、私は答えに困る。

f:id:bairunn060012:20210818104220p:plain
多分ではあるが、ばら色の未来ということはないと思う。

日経平均の今後の私の勝手な予想を書いていく。

 


【株価は人気投票】日本が世界から人気者になる日

 

最終的な株価を決めるのは、国の経済成長だ。
だが、それだけではないのも事実だ。


日経平均が最高値を更新し続ける未来を描くためには、国民が経済大国と言えば「日本でしょ!」

f:id:bairunn060012:20210818104350p:plain



だって僕らの日本には「GAFAM(日本版)」があるから。と自信をもって言える状況でないと難しい。


現在、世界の時価総額ランキング組み込める巨大企業は、トヨタ自動車しかない。だが、このトヨタ自動車も電気自動車の競争次第では失墜する可能性も大いにある。

今の段階で、日本が覇権を握るテクノロジーはないのだ。それが株価の期待に現れているのかもしれない。

正確には、国の成長を世界中の投資家がどれぐらい評価するかにかかっている。


「株価は人気投票」だ。

 

たとえば、世界中の投資家が2030年には日本は米国を凌ぐ成長を遂げ世界の覇権を握る力を持つかもしれない。と思っているとすれば、日経平均は実際の経済とは関係なく、10万の株価をつけるかもしれない。

そうはならずに2万円後半でうろうろしているのは、そういった評価だということ。


日経平均は過去のチャートを見ても冴えないのに、米国は美しい右肩を描いているのは、やはり世界中の投資家が米国の実際の経済成長と米国への期待が株価に反映されている結果だと言える。


株価というのは「人気投票」なのだ。
「きっと米国なら成長してくれる」
「GAFAMは米国だ。」
「過去のリターンも米国だ」
「驚異的なリターンは米国だ」
「GDP成長、人口の増加も米国」
などといった期待から米国の株価は常に最高値を更新し続けている。


したがって、日本が世界の人気を獲得するためには、革命的なテクノロジーを開発する必要があると思う。
日本版「GAFAM」が誕生すれば、一気に日本は吹き返すと思う。


実際の経済成長も重要だが、それと同じぐらい世界から期待させることも大事になる。

 

ポイント! ・株価は人気投票で決まる。
日経平均爆上げのためには、革命的なテクノロジーの誕生が必要となる。
・世界中の投資家が、日本に投資したいと思える企業が出てこない限り日経平均の上値は重たいと思う。

 

【私の日経平均予測】横ばいか右肩下がり。

これに関しては私の主観なので、何の根拠もない。
でも、今後日経平均は横ばいか、右肩下がりになる可能性の方が多いと思う。


なぜなら、日本の経済の伸びが鈍化することと、先ほど書いたように株価とは「人気投票」だからだ。

f:id:bairunn060012:20210812233451p:plain


日本国民や世界中の投資家が、日本の経済成長に対して大きな期待や信頼をすればするほど株価は上昇する。


そう考えたとき、そこまでの潜在的なポテンシャルが日本にあるとは思えない。

国民として日本は良い国だとは思っているし、誇りにも思っている。東京オリンピックでも、たくさんのメダルを獲得した。

 

だが、経済の成長という部分をクローズアップしたときには、いささか疑問が残る。


そういった要因を加味した結果、日本にはそこまで大きな期待をかけられる可能性は低いと私は予測している。

 

繰り返すが日本はいい国だ。
感謝している。
いい国なのと、株価が上昇するのとは別なのだ。


【GAFAM】が日本から誕生するとは想像し難い。


今後の日本の爆発的な成長、驚異的な改革を牽引していくためには、日本版の「GAFAM」の誕生が必須だと思う。


ただ、私の勝手な感想ですが日本で「GAFAM」のような革命企業が誕生するとは考えにくい。


これに関しても、未来はわからないので断言はできないが確率でいうと少ないように感じる。


どちらかというと、中国やインドといった急成長の国からの方が確率としては高いように思う。一番確率の高そうなのは、やはり米国だとは思うが。


したがって、日本に集中投資しても儲かる見込みは薄いように感じるし、私たちのような素人投資家は、そこまでのリスクをとる必要もないと思う。

ポイント! ・日本から「GAFAM」を凌ぐような企業が出るとは考えにくい。出てほしいと願ってはいるが。

 

【素人投資家の救世主】全世界株投資のすすめ。

 

私を含めた、すべての素人投資家には「全世界株投資」をすすめたい。

bairunn060012.hatenablog.com


今の時代は、米国一択となっているが、それでも素人投資家には米国株一択は難易度が高い思う。

米国をお考えのかたにはこちらを参考に。

bairunn060012.hatenablog.com



 

全世界株投資なら日本にも投資ができる。

 

日本国民だから、やはり日本を信じたい。
そんな投資家がいてもおかしくはない。


でも、安心してもらいたい。
なぜなら「全世界株」に投資すると日本にも投資することになる。

 

今の割合だと7%程度の比率にはなるが、日経225に採用されている代表的な会社には、投資することになる。

f:id:bairunn060012:20210818105136p:plain

出典 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) ぶっちゃけ全世界株式ってどうなの? | 投資信託なら三菱UFJ国際投信

 
たとえば、勤勉な日本の企業が革命的なテクノロジーやヘルスケア関連の技術を発明して、日本が急成長すると自動的に全世界株は、日本の株の比率を成長に合わせて増やしてくれる。


したがって、全世界株投資をするということは、日本の成長に関しても期待を寄せているということにもなる。


日本を信じたい。
日本は今後も繁栄すると確信がある方にも、私は全世界株投資をすすめたい。


【30年後の世界のGDP予測】今は米国最強の時代。

 

今は米国最強の時代だ。
だが、今後30年間も同じかと問われると疑問が残る。

 

GDPの予測について見てみる。

f:id:bairunn060012:20210819152557p:plain

出典 最上位は米国22兆ドル、ついで中国の16兆ドル、日本はその次…IMFのデータベースから主要国のGDP動向を確認(最新) - ガベージニュース

 

中国の驚異的な成長が目を引く。

この急激なトレンドに何処かのタイミングでインドが乗っかてくる可能性もある。

 

ちなみに、最強の米国はどうかというと、やはり素晴らしい国であることに変わりはない。それよりも、中国とインドの成長が凄まじいと言う他ない。

 

 

予測なので、同じような成長を遂げるとは限らないが、おおむね上位の順位は変動しないと思われる。米国が強いこと、ベターなことに変わりはないが、それ以上に新興国たちの驚異的な成長も見逃せないことも事実だと思う。

 

 

したがって、私のような素人投資家は米国集中投資よりも、全世界株投資のほうが適している思う。特に中国、インド、ブラジル、インドネシアの成長は楽しみでもある。(これらの国は人口が多いため無限のポテンシャルを秘めている)

 

ポイント!

・30年後のGDP予測だと米国が最強ではない可能性もある。

・予測通りなら新興国の成長は驚異的なリターンを秘めている。

 

【過去の株式時価総額】米国が常に最強であったわけではない。

 

2020年、2021年の現在の米国市場の存在感は圧倒的だ。

ただ、過去もずっと米国が栄えていたかというとそうではない。

f:id:bairunn060012:20210810232639p:plain

 1900年はイギリスが一番。

1990年は日本が奮闘している。

他のすべての年は、さすがアメリカだというような時価総額の力強さ。

 

 

ここで強調したいのは、過去すべての期間で米国が優れていたかというと、そうではないということ。その事実を確認して冷静に投資を検討したい。

 

 

したがって、未来に同様のことが起こる可能性は十分にあるということ。だから、私は全世界株派の立場をとっている。

  

【30年前の時価総額株式】日本も力強いときがあった。

f:id:bairunn060012:20210819003913j:plain

出典 平成と言う時代 | 株式投資はトリプルパワー

 
2018年代と比較した時に、ランキングに入っている企業も様変わりしている。

驚きなのは1989年の世界の日本株の存在感だ。

上位のほとんどを日本企業がランクインしている。(信じ難い話だが本当の話。)

 

私はその頃、赤ん坊なのでわからないが。

 

この時代だと「僕らの日本!」

「日本こそが世界の覇権を握る!」

「日本最高!」

などの空気が出ていてもおかしくない。

 

 

この事実を冷静に振り返り、私が伝えたいことは、常に米国が優れているということではなく、30年後の未来にはどこの国の株価時価総額が一番大きいかわからないということだ。

 

1989年の時に、30年後には上位ランキングに一社も残らないなど予想もしていなかったと思う。


したがって、過去を振り返って特定の期間を切り取ると、最もリターンが高い国というのは、バラついてくる。

それでも米国が総合的に強いことに変わりはないが。



きっと、バブル期の日本は今後成長を遂げて世界の覇権を握ると信じていた人も多いはずだ。(現代でそんな発言をすると「突っ込み待ち」と思われるかもしれない。)


未来は誰にもわからない。


だから、素人投資家には全世界株投資が最も適していると思う。全世界の場合、未来を予測する必要もない。

 


もしかすると、30年後に日経平均が10万とかになり、時価総額トップになっているかもしれない。

 


他にも新興国の中で、驚異的な成長を遂げる国があるかもしれない。それか、米国がこのペースのまま成長を続けるかもしれない。


そういった、すべての経済の動きに無難についていけるのが全世界株投資なのだ。

 

ポイント! ・未来は誰にもわからない。
・不確実な未来、思いもよらない国の成長を無難に取り込めるのが全世界株の魅力。
・米国がこのまま成長を続けても、その成長を取りこぼさない。

まとめ 日本株に否定的な私もかつては日本株投資家。

 

今現在は全世界株投資推しの私も、投資を始めて10年間ぐらいは、日本株投資家だった。

bairunn060012.hatenablog.com


デイトレード、スウィングトレード、中期投資、長期投資、バリュー投資、個別株投資といろいろしてきた。


その過程で様々な経験・失敗・成功も味わった。結果、総合的に判断して「全世界株投資」が一番良いと今は思っている。

 


なので、投資を志す人や何に投資するか迷っている人がいるなら私の意見だが、何でも挑戦すれば良いと思う。

 


たくさん挑戦して、経験をして、失敗して、成功してを繰り返すことで「インデックス投資」「全世界株投資」の凄さがよりわかるようになる。

 

私も昔は投資信託ETFインデックス投資を軽くみていたから気持ちはわかる。


初心者の方には私は「全世界株」を自信をもって勧めるが、他に興味があるのなら自分で調べて、自分で行動するほうが良いと思う。

 


資金の比較的小さい時に、たくさん失敗しておくことが未来の私たちの財産を助ける最大の武器になる。

 


そうでないと、資金が大きくなってからの大失敗は立ち直れなくなる可能性もある。

 


そういった私の経験してきたことを少しでも、ブログを通して迷ったり、困ったりしている人に届けることができたらと思い日々ブログを更新している。

 


なので、日本株をすべて否定しているわけではない。
むしろ今の私が持っている財産は日本株から頂いたものばかりだ。

 


でも政治・経済(GDP)・人口などを総合的に見たときに、日本よりも世界のほうが圧倒的に可能性を感じるのは正しい判断と言える。


未来は誰にもわからないから、考えても仕方ないのだが。