【人手不足は全てにおいて悪循環】サービス低下は売上低下を招く。売上低下で人員削減が起こる、行き着く先は・・・
人が不足すればサービスが低下する。
サービスが低下すれば売上げが下がる。
売上げが下がれば人員削減が起こる。
何がいいたいか?私が勤めている会社の現状だ。
まさに悪循環
それに応じて業績もここ数年右肩下がり。業績悪化の原因は、人員不足がすべてではないが、大きな原因であることは確か。
この悪循環を断ち切らないと、業績回復の兆しは見えてこない。それに今後は健全な経営をしていても業績が落ちる可能性もある。理由は人口の現象は年々深刻化するからだ。
- 人手不足だけが労働者の敵ではない。人口減少による日本経済の停滞。
- 人手不足の労働環境の悪化と悪循環。
- 人手不足はサービスの低下や労働環境の悪化などの悪循環となる。
- 現実問題解決できるのは経営者しかいないという悲しい事実。
- 労働者である私たちは具体的にどうすることが最適なのか?
人手不足だけが労働者の敵ではない。人口減少による日本経済の停滞。
この数字は事実なのか???
と思うほどのグラフだ。5年ごとではあるが人口の減少がよくわかる。人口の減少も注目すべき部分だが、グラフの内訳も2030年以降から15歳~64歳と65歳以上の割合が65歳に傾いていっているのがわかる。これは医療費は増大し、消費が減少する兆候だと言える。
出典 日本の人口は2100年には7496万人…国連による日本人口の推移予想をさぐる(2019年公開版)(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース
人口統計はまさに綺麗な右肩下がりだ。つまり5年単位でもこれほど急激に人口が減るのだから日本全体の売上のキャパも人口の減少に比例して下がってくる。経済は人がつくっている。だから人が減ればその分消費は減る。
したがって、今後日本の経済が上向ことは何か奇跡が起こらない限りはない。
経済の停滞に、人手不足と高齢化の社会の到来は近い、数字で見ると一気に現実味を帯びるのがわかる。
人口の減少で売上も下がるが、それ以上に人手不足の深刻化のほうが大きな問題になりそうだ。特に高齢者が増えた時の医療現場の負担は想像を絶することになりそうだ。
人手不足の労働環境の悪化と悪循環。
会社で人が退職して人の補充がされないと、5人で行っていた仕事を4人で分担することになる。すると何処かに無理が生じる、だが物言わぬ忍耐強い我々日本人は騙し騙しするので、何とかなる(している)そうなると必ず何処かにしわ寄せがくる。
などなど数え上げればきりがない。それにこういった労働の環境が継続すると、新規で採用された人も続かないし、今いる人もすぐに退職することになる。まさに負のスパイラルだ。
労働環境が悪化しているのに放置していることは、想像以上に恐ろしことだ。
人手不足というのは、様々な側面から見てもデメリットばかりだと思う。当然、人手ばかりいて人件費をかけすぎて儲けが全く出ない会社も問題だが、人が揃っている会社の場合何らかの改革で生まれ変わる可能性は高いと思う。
業績の落ち込みや減少による安易な人員整理(リストラ)は危険!
売上げが下がれば人件費削減のために人を減らす。
場合によっては必要な経営判断だと思う。
これを繰り返すといずれ売上が0になる。
そうは思わないか、私も会社に勤めているのでよくわかるが会社は売上が落ち出すと人を調整しはじめる、これが業務改革などによって生産性が飛躍的に向上した結果の人員削減なら、ポジティブに捉えられるが(会社目線)売上の縮小による経営者の妥協の人員削減はあまりに危険だと思う。
人が減らされると、現場のモチベーションは落ちる。現場のモチベーションが落ちると、サービス・品質も落ちる。
結果行き着く先は一体どんな所だろうか?
低コストで利益が残る体制?
多分違う。
社会から地域から必要とされなくなる会社だ。
閉店です。
さようなら( oωo )チーン…
そう。
人の削減は一時的には会社の利益に効果がある。
コストが下がり利益が増えたように見えるかも知れない。
ですが長期的に見たときにはマイナスでしかない。
同じやり方で行っている場合、確実に売上は落ちていく。
人の削減は地獄への片道切符((((;゚Д゚)))))))
私は経営判断をする立場にないので恐れ多いが、現在私が勤めている会社の流れは相当悪い。現場で働いている私が強く感じているのはやはり人員不足によるパワーダウンだ。ウワ━(。・ω・)ァァ━・゚・
質でも量でも落ちている。
それが現実。(゚д゚)(。_。)_。)
以前までは3人で回していた仕事を2人でしている。
そんな状態、そこに攻めの姿勢は生まれない。サービス向上の姿勢なんてものもない。
これに関しては、勝手な私の感想なので、はずれているかもしれないが・・・(業績が数年落ち続けているのは事実)
そういえばまた人事異動で人が減らされている部署があったなm(_ _)m
人がどんどん減っていっている会社に未来はない。
人手不足はサービスの低下や労働環境の悪化などの悪循環となる。
人手不足というのは、単純に労働力が足らないという弊害だけにはとどまらない。基本的に全てに置いて「悪循環」となる。
傾きだした会社に残る人の特徴。
人手不足が慢性かしていると、労働意欲バリバリの仕事人間は会社に見切りをつけ、転職していく。これは絶対だ。
そうなると残るのは、給料さえ貰えれば、おおむね満足な労働者ばかりである。そんな組織に革命や生産性など求めてもムリなことは誰にでもわかるはず。(ちなみに私は後者だ、労働とはお金のためにやるものであって、やりがいとか楽しさは二の次だ。)
したがって、人手不足でいつまで経っても生産性が上がらない会社には、ろくな人材は残らないということだ。
傾いていく会社には、相応の理由があってなるものである。ビジネスの中身も大事だが、それを遂行する人はもっと大事だ。
人手不足でも経営者は労働者を酷使する。
「人が少なくてもやるのが仕事だ!」
「知恵を絞れ!」
「やる気がないのか!」
「仕事をなめるな!」
「プロ意識を持て!」
最もらしいことをいって、私たち労働者を経営者、洗脳上司は追いつめてくる。
だからサービス残業や早出出勤はなくならない。
それに、何か労働者にあったときにはお得意の「知らなかった」「そんな指示はしていない」などと平気で言ってのける。
某飲食店のブラックな勤務
というか経営者が「知らなかった」などで済まされるのであれば、現場で働いている私たち労働者も同じではないか。部下の不始末や知らないことや叱責や処分など普通にあるだろう。(私たち労働者がだ)
話を戻そう。
結局、経営者が労働者に対して何の根拠もない「根性論」を振りかざすから労働環境は悪化していくのである。人が減ったら同じ量の仕事をこなせるはずなどないことは誰でもわかるはず。
教育の時間がとれないから、会社はいつまでも強くならない。
人が不足しているから、必要な教育の時間をとれない。だから、我流で仕事をするようになる。
それが、長い目で見たときに会社にとってはマイナスになる。組織の基本としては「再現性がある」ということが重要であり、その人だけしかできないような作業には、価値は薄い。
それに我流の場合は、能力の高い人の場合、上手くいくかもしれないが、能力が低かったり、鈍くさい人の場合は生産性が上がらないこともある。
そういった人にも十分に活躍してもらうためには、時間をかけて、マニュアル通りの教育が必要不可欠になる。マニュアルは先輩が編み出した英知の結晶だ。
それを丁寧に教えることで、本来は3ぐらいしか力を発揮できない人が、7も8も力を発揮することが出来るようになる。
したがって、人手が不足して教育の時間がとれない会社は、いつまで経っても強くならない。
「そうか、なら今日から人を教育しよう」と思っても人がいない場合、教育するような時間なんてないのが現実、悠長に教育していると、今の仕事の納期さえ間に合わなくなる。人を育てるというのは、そんな仕事の合間などに出来るほど甘いものではない。
それは育児をしていればわかることだ。
人が不足していては高品質のサービスを継続的に提供できない。
質より量。(人手)
量より質。(人の技術レベル)
というような言葉があるが、これも自由に量を会社側で選択できる場合に限られる言葉だ。
実際に人手不足に陥っている会社は、人の質や量という部分に選択の余地などない。人に余裕のある会社というのは優良な企業だけだと思う
したがって、そのような会社の状況だと、いくら経営方針やマニュアルが素晴らしくとも継続的に、そのサービスなどを提供する力(体力)はない。サービスを生み出しているのは、他でもない人だからだ。
人手不足というのは、サービスの低下を生み出すことになる。効率やマニュアルも重要だが、それを利用する人がいなくては話にならない。
それを力で押し切ろうとするのがブラックな会社の所以ではあるが。
【採用の弱点】人手が不足しているから誰でも採用してしまう。
人が不足している。
だから、求人募集できた人をなりふり構わず採用してしまう。内心では・・・
「ちょっと癖がありそうだな・・・」
「何か態度がいまいちだな。」
「履歴書の転職回数が多い上に、業種がバラバラだな」
「何だか、働く前から会社の労働時間などに合わないような気がするな」
というような人は必ずいる。
人が潤沢にいる会社ならば、少し難癖がありそうだとか、会社のカラーに合わないだろうと思われる人は、不採用にするだろう。
慎重に人選を選択する贅沢や自由が許される。
たとえば、明るく挨拶ができて、ハキハキとした人材がほしければ、そういった人材が来るまで採用を見送ることだってできる、強い企業というのはそういった贅沢が許される。
だから強い企業はますます強くなる。
逆に弱い企業は、「問題ありそうだな」「大きな戦力になるだろうか」という疑問を抱きながら、仕方なく採用していることが多いはずだ。
そうなると、割合でいうと「ジョーカー」を引く可能性も高くなる。(全てを面接でみれる訳ではないが、表面的な部分は判断できる。)
人手が不足しているということは、採用の部分でも非常にフリなのだ。選択肢がないのだ。
改善は経営者しかできない。現場や労働者では出来ることも限られる。
現場や個人で出来ることは限られている。ほとんどの問題は経営者でしか解決できないことばかりだ。現場や個人があまり出過ぎるのは、組織上よろしくないのも確かだ。
なり振り構わず人を採用していると、確実に会社のモラル・品質は低下していく。それでも来るもの拒まずで採用しなければ人が集まらないのが中小ブラック企業の宿命だ。
現実問題解決できるのは経営者しかいないという悲しい事実。
いろいろ書いたが、つまるところ労働者には改善の選択肢も、改革をする権限もない。
いくら良いアイデアがあろうとも経営者が決断して協力してくれないのであれば実現などできない。それほどまでに経営者と労働者は違うのだ。
持っている力。
動かせるお金。
使える人。
全てが根本的に違うのだ。
【経営者だけの権限】給与についての改善。休日・労働時間についての改善
給与や休日・労働時間なども経営者しか決められない。今の勤務体系は、もしかすると時代に合っていないのかもしれない。だが、それがわかったとしても現場の労働者には変える権限は与えられていない。
これも経営者でしか変えることのできないことだ。
【経営者の仕事】根本的な残業時間の是正や労働環境の改善
残業時間についても、経営者がでしか切り込めない部分。
こういったことは現場では出来ない。
経営者でしか出来ないことだ。現場ですると勝手なことをするなと怒られるだろう。
【経営者や上司がつくる空気】コンプライアンス・ハラスメントもそうだ。
この問題は個人の性質にも寄与するが、会社全体がこのような気質である可能性もある。そこを止めることが出来るのは、経営者だけである。
経営者はコンプライアンスを遵守して、ハラスメントにも厳しい姿勢を見せていれば、全体として見た場合、必ず減ってくるはずだ。
経営者が本気で思っていれば、チェック体制や研修や相談窓口なども設置されるし、名ばかりのルールにもならない。
全体で見た場合の会社のモラルも経営者がつくっている。決して労働者ではない。
私たち労働者にできること。
労働者に出来ることは限られている。だからそこを理解することでストレスは少なくなる。というか現場でできることなんて、経営者ができることと比較した場合ほとんどないと言ってよい(権限が違うから)
労働者である私たちは具体的にどうすることが最適なのか?
経営者しか会社を変えることはできないということを理解したら、私たち労働者はどのような行動をとるべきなのかについて考えてみる。ベストな答えというものは中々出てくるものではないので、私なりのベターな方法を紹介する。
労働者の自分たちでは出来ないと割り切る。
人の求人や労働環境の改善は経営者の判断でしかできない。私たち労働者がいくら良い知恵を絞ろうとも、良い提案をしようとも、経営者が決断して実行しなければ会社は変わらない。
だから、労働の問題、人手不足、仕事の仕組むなど私たちが考えるだけ無駄なのだ(乱暴ないい方だが)現場の労働者の裁量と、経営者の裁量は大きく違うのだ。
静かに水面下で転職活動を行い、自分の市場価値を探る。
労働意欲が高いなら、転職活動をして自分の持っているスキルの市場価値を探っても良い。
おおむね自分の経験がどれぐらいの年収になるかを把握できると思う。調査の結果、年収の上昇が見込めそうで、労働意欲が高いのならば転職をしても良いとおもう。
私のように労働意欲が低い人は、転職には慎重になった方が良い。今の企業がブラックであっても長く勤めていると、何かと自由が利くからだ。
いずれにせよ、自分の市場価値を知ることは良いことだ。
副業を密かに始めていく。
勤めている会社に見切りをつけたなら副業を考えてみるのも良い。特に私のように労働が嫌いであるならば、積極的に転職を探すよりは副業で給与プラスαを得る方法を探した方が良いかもしれない。
お金に余裕ができれば、違法な残業や行き過ぎたハラスメントに対しても冷静に対抗できる。
たとえば、月に5万円の副収入があれば、今の役職から降格したり出世をしなくてもよくなるかもしれない。それは会社によっても違うので何とも言えないが、少なくとも私が勤めている会社は万年平社員か出世街道から外れている社員に関しては、それほど劣悪な労働環境ではない。
違法な労働の対象者やハラスメントの被害者は、中間管理職たちである。したがって、副業がある程度軌道にのって収益が安定しているのなら、自ら「真面目だが無能」宣言をして降格しても良いと思う。私の勝手な主観ではあるが、大きなストレスを抱えているのは、中間管理職だとおもう。
出典 中間管理職の8割超が「上司との関係」「仕事量の多さ」などで勤務先にストレス。 働き方改革では改革できない現場の状況とは? | 人材派遣・人材紹介のマンパワーグループ
中間管理職を降格しても、別に会社を解雇されるわけでもない。中間管理職を外れたからといって、月に給与が20万円も下がることはないだろう。おおむね5万円程度ではないだろうか。だが月5万円と引き換えに、時間を大幅に奪われ、責任を押し付けられ、上からも下からも挟まれるのなら割に合わないと思うのは私だけだろうか。
副業でその分の給与を補填できるのならば、とっととやめた方が良い。そのほうが健康にも良い。失うものは今後の出世だけである。これは私の中での現実的なサクセストーリーである。理想としてはセミリタイアだが、それよりは遙かに達成しやすいと思う。
さあ、とりあえずは副業をして中間管理職をやめることから始めようか。