【労働者としての危機感の欠如】終身雇用の崩壊とリストラ・早期退職募集の身近さに私たちは注意せねばならない。
リストラ・早期退職募集は他人事ではない。明日は我が身だし、将来的にそうなる可能性は高いと誰もが思っていた方が良いと私は思っている。
だが、私が勤めている会社の同僚たちは全然危機感がなく、他人事である。
なぜだろう?不思議である。
・転職・副業を誰もが考える時代。
- ①終身雇用というの時代は終わったのだ。
- ②リストラ・早期退職はあるものと考えるべき。
- ③平均以上の給与をもらっている人は要注意。
- ③実際の私が勤めている会社の空気は危機感の欠片もないのが現状。
- ④転職活動を日々行うことの重要性。
①終身雇用というの時代は終わったのだ。
そもそも企業の寿命が30年程度しかないのが現実である。
この通り、企業の寿命が私たちが働いていく年数よりも短いのである。そうなると、終身雇用なんてものは理論的にもありえない話になる。
最初に入社した会社で定年まで働けるなんて時代は終わったということを認識せねばならない。リストラは間近に迫っている。
②リストラ・早期退職はあるものと考えるべき。
驚いてはいけない。勤めている会社から突然通達されるかもしれないのだ。なぜならリストラ・早期退職募集は何も業績の悪化だけではない。例を挙げてみよう。
など業績の悪化だけが原因ではないのだ。
今後一番ありえるのはAIの発達によって全ての業務がオートメーション化することだと思う。そうなると基本的に単純作業の労働者はいらなくなる。そうなると企業は労働者を必要としなくなる。企業は儲かるが、労働者は職を失うことになる。企業は成長するが、失業者は増えるという悲しい結末。
したがって、今後私たちの身にリストラ・早期退職募集が降りかかってくることは何ら不思議なことではない。むしろ覚悟しておかなくてはならないだろう。
私はそう思っているし、あながち極端な発想でもないと思う。(特にAIやデジタル化は今後ますます発展することは疑う余地はない。)
③平均以上の給与をもらっている人は要注意。
求人募集を見て、今の給与が到底もらえない人は大きな危機感を持つべし。なぜなら、万が一リストラにあった場合、いくらやる気、実力があっても同じ給与水準で雇ってくれるところがないからだ。
したがって転職する、しないのどちらにせよ、自分の現在の市場価値を正確に把握しておくことは重要である。
早期退職についての情報。
ちなみに下記は大企業だけの早期退職であり、中小企業は含まれていない。したがって誰もが知る一流の会社に勤めても安全ではない。中小企業なら尚更である。
1、求人募集で平均給与をリサーチせよ。
求人募集・ハローワークを利用して転職を実際にしたときの平均給与をリサーチすると現実が見えてくる。なぜなら、平均給与を知ることで自分の今の給与の現在地を把握できるからだ。
たとえば、平均給与よりも大幅に上回った給与をもらっているのならば転職には慎重になる必要がある。逆に転職してもそれほど給与が変動しないようであれば、転職を考えてみても何ら問題はない。
したがって、まずは自分の給与が職種・職責に照らしあわせた場合に客観的にどの位置にあるのかを把握することが大事である。位置を正確に把握することで行動は大きく変わってくる。
まずは、自分の給与がどの位置にあるのかこれをリサーチしよう!ちなみに私はおおむね職種・職責に照らしあわせた場合、平均的である。
でも、働きたくないので何ともいえない。
2、平均給与にいくら足せば今の生活を維持できるか。
現実的な数字がわかれば、求人にでている平均的な給与にいくら足せば、今の生活ができるOR今の給与と同じになるかを計算してみる。そうすることで副業で実際に必要な具体的な金額を算出することができる。
たとえば、現在の給与が月に35万だとする。求人募集の平均給与が28万だとする。
35万ー28万=7万(ちなみに手取り35万は高給取りである。)
したがって、副業で7万を稼ぎ出すことが出来れば、すぐに転職をしても生活水準を下げることなくすむことになる。
これを具体的に数字で把握するのと、しないのとでは大きな差であるし、実際に副業を行う際にも根拠のある数字になる。現実で考えるとこの現給与と転職後の給与の差が小さければ、小さいほど良いことになる。
逆に大きいようであれば、給与をもらいすぎている可能性がある。(職種・職責が同じケースの場合。)その場合は今後、給与改定などで減額される可能性があることもリスクとして把握しておく必要がある。
必ずもらいすぎている場合は、長期的にみた場合に調整が入ると覚悟しておくべきだろう。
いくら副業で稼げば転職を現実的に行えるのかを把握することは、とても重要であり副業への大きなモチベーションになると私は思うし、危機感を持つことができる。
3、副業を真剣に考える。それか特権の資格をとる。
働きながら、真剣に副業と向きあう。なぜなら、それが唯一この時代を生き抜いていく術だからだ。
たとえば、資格を取得するという手もあるが基本的に、資格に特別な価値があるようなものでない限りは私は不要だと考える。
・医師免許
・税理士
・弁護士
・看護士
などその資格がないと出来ない業務がある場合のみ必用だと思っている。それ以外の資格は飾りであると思っている。
例えたくさんの資格を持っていてもお金に繋がらなければ意味がないのだ。したがって、本当に必要な資格というのは限られてくる。
それに本当に経済的に価値のある資格というのは簡単に取れるものではないので基本的には除外である。社会人になってから医師免許、看護免許を取得するとなったら学校に通い直す必要があるため、よほどの志がない限りは選ぶメリットもないだろう。
つまり、勤めながらできるのは副業に力を入れるということだと思う。それも真剣に向き合うことが重要だと私は思っている。
たとえば、インターネットを使用した物販でもブログでも高いレベルでこなそうと思えば、様々なスキルが要求される。
これらのスキルを磨けば本業にも大きな力を発揮する。
したがって、副業を高いレベルでこなすことは本業の自分の能力も飛躍的に上昇させることにも繋がるし、副業で収入を得るという結果にも繋がることになる。
これは一石二鳥であり。自分にとってはよいことしかない。もしかすると本業でも高い収入を得るきっかけになるかもしれない。
副業を適当にやるのではなく。真剣に向き合い継続的に本気で取り組むのは、今の時代にとことん合致した方法だと私は確信している。
時代が変われば、また方法もかわるのだろうが今は流れに乗るしかないと思っている。
③実際の私が勤めている会社の空気は危機感の欠片もないのが現状。
コロナ危機でたくさんの企業が苦しみ、そこで働く労働者が辛い思いをしている。そんな国の状況であるのに私が勤めている会社の人たちには、まるで危機感はない。あまりにもお気楽なので私のような底辺社畜でも同僚を心配してしまう。
大きなお世話であるが・・・
1、他人事だと思っている。勤めている会社は大丈夫だと思っている。
本当に他人事だろうか?
会社の業績が悪くなるのは珍しいことではないし、今後の日本の経済動向で言うならば業績の悪化や倒産というのも自然な流れといえる。なぜなら、少子高齢化だからだ、少子化は消費する絶対数が減るし、高齢化というのも消費を冷え込ます要因である。
たとえば、子供が多ければ外出も増えるだろうし、何だかんだいって余計なものを購入する。高齢者になると若い頃に比べると食べる量も減るし、それに収入も減るので保守的な心が働き、節約思考になるのも無理はない。(傾向の話なので個人、個人であるとあてはまらないかもしれない。)
確実に増えるのは医療費ぐらいではないだろうか。
高齢者社会になって医療関係の需要は増大する。だが、それに伴い医療従事者の数も増えれば良いが、そうはならずに人手不足は深刻化しそうである。
したがって、日本企業に勤めている限りはこの少子高齢化の影響は年々大きくなると思わなくてはならない。そうなると自然に企業の業績は悪くなっていく。悪くなるということは場合によってはリストラという結果にも繋がる可能性があるのだ。
決して、リストラというのは他人事でもないのだ。身近な現実に存在しているのである。勤めている会社が安全な保証はどこにもないのだ。これは例え現在伸びている企業であっても同じである。
未来永劫の繁栄は存在しないのである。
2、自分はリストラにならないとなぜか自信を持っている。
「リストラは私には関係ない。」そういったことを根拠なき自信をもって発言している人が、私の勤めている会社にはいる。
残念ながら、それは大きな勘違いである。なぜなら、その人が自信を持っている仕事自体がなくなることがあるからだ。会社のリストラというのはそういうものである。
事業縮小により、その仕事がなくなってしまうのだ。例え能力があろうが優れていようが関係ないのである。発揮する場所がなければそんな能力は必要ないのである。
かつては経理部門はたくさんの人が全国にいた。だが、パソコンの普及により必要なくなった。今後はAIが発達してくるであろう。そうなったら、人が出来る仕事はどんどん減ってくる。キャッシュレス化が進み、AIが進歩すれば、もしかするとコンビニやスーパーなどでレジがいらなくなるかもしれない。そうなると全国のレジで働いている人が職を失うことになる。
近い将来にそうなると思われる。小売店、飲食店の支払いが自動になれば大きな人員削減を達成でき企業は利益を上げることができる。
したがって、リストラは誰にでも起こりうる可能性がある。今の仕事がなくなる可能性は十分にあるからだ。
④転職活動を日々行うことの重要性。
求人募集をみる。ハローワークに通う。実際に転職をしなくても、いま転職を考えると、どんな条件になるのかを把握しておくだけでも心の持ちようは違う。なぜなら、普段から準備ができていて転職に対して、現実的な数値で自分を見ることが出来ていれば、いざ会社が最悪のシナリオを出してきたとしても、冷静に行動できる。
ショックであったり、イヤであること変わりはないと思うが。
それに、転職活動は何のリスクもない。やればやるだけ自分の市場価値もわかるので、もしかすると自分が恵まれていることに気づくこともあるかもしれない。逆もあるだろう、その場合は転職を実際の行動に移すだけである。
今現在勤めている会社が、10年後、20年後に存在しているとは限らないのである。これは、大げさでもなく現実である。会社の寿命は短くなってる。
私は本気でそう思っている。